教員の残業手当 給料の一律4%が支給される

教員の給料は基本的に、基本給と教職調整額にさまざまな手当てが付くようになります。

一般的に言われている残業手当は教育現場では教職調整額と呼ばれています。これは給料の一律4%となっています。

つまり、残業をいくらしてもこれ以上の額は出ないようになっています。しかし現状としては、学校に遅い時間まで残って仕事をしている先生は沢山います。サービス残業と言われているものですね。

実際に、クラス担任を持っている先生であれば多くの方が残業することになります。しかし、これはその先生のやり方にもよります。要領のよい先生は仕事を終わらせるスピードも早いようです。

子どもたちは帰っているのに自由な時間を持てない

たとえば小学校の場合。15時前後には下校になり子どもたちは帰宅します。その後、定時までの時間に溜まった仕事を片付けることができるように思われますが、実はそんなにうまくはいかないのです。

子ども達が下校した後、学校内では研修が行われることが多々あります。学校全体の研修から、学年研修、校務分掌など、実はさまざまな研修が組まれていたりします。また、出張をすることもあります。

そういったこともあり、テストや宿題の丸付けなど、放課後にできないこともあるのです。これにより残業する先生も多いのですが、中には休み時間や授業中を利用して、これらの作業を片付けてしまう先生もいます。

残業はしないで休日出勤する先生もいる

残業はあまりしないで、休日出勤する先生もいます。土曜日、もしくは日曜日のどちらか出勤をする先生や、両日出勤する先生、午前中のみ、午後のみと色々です。大抵の学校では、職員全員が校舎の鍵を持っているため、このようなことが可能となります。

たとえば、授業参観前には教室内や廊下に、子どもたちの作品を掲示します。これらの作業は時間がかかる為、休日におこなう先生が多いのです。勿論、休日ではなく普段おこなう先生もいます。休日出勤をしたとしても、これは出勤日数にカウントされるわけではありません。

参照 教員の給料 年齢=給与額は決して間違いではない

 

参照 教員の手当ての種類 手当で給与が大きくアップする

 

この記事を書いた人
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その後、小学校で複数年クラス担任として教壇に立つ経験を持つ元小学校教員。
2004年より前進となるサイトの運営を開始し、これらの経験を交えて現在のサイトとして確立し現在に至る。通算20年以上教育業界には携わり続け、2022年より小・中・高生向けの学習塾を開講。

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