学校の先生の一日 小学校教師の勤務時間は表向きは9時間(45分休憩)

学校での先生の一日 小学校教師の勤務時間は表向きは9時間(1時間休憩) 教員の待遇 教員は地方公務員のため待遇面は保証されている

学校の先生の一日を紹介したいと思います。今回は小学校教師の勤務時間にフォーカスを当てて紹介していきます。

実は学校の先生の一日のスケジュールはあまり知られていないかもしれません。

小学校の先生の場合は一日の勤務時間は9時間です。そのうちの45分は休憩時間となっています。45分休憩時間は設けられているのですが、実際に45分間休憩を取っている先生はいないです。

どの都道府県においても大抵このような感じであると思われます。

小学校の先生の一日

小学校の先生の一日の流れを紹介します。

時間 内容 先生の行動
7:30~ 出勤 8:00までに出勤すれば問題はないが、朝運動が設けられている場合がある。また周りの目もあるため7:30には出勤していたい。
8:00~ 朝自習 宿題の丸付け
8:15~ 朝の会 係を決め、子どもたちが進行していく。隙を見つけ宿題の丸付け。
8:30~ 1時間目
9:15~9:25 休み時間 トイレ休憩、手洗い、うがい程度
9:25~10:10 2時間目
10:10~10:30 休み時間 休み時間が20分あるため、職員室でお茶を飲む先生もいるし、煙草を吸いに行く先生もいる。
10:30~11:15 3時間目
11:15~11:25 休み時間 トイレ休憩、手洗い、うがい程度
11:25~12:10 4時間目
12:10~13:00 給食 配膳の指導、食事の指導等。とくに低学年は時間がかかる。先生にもよるが、さっと食べて宿題の丸付けをする先生もいれば、ゆっくりとたっぷりと給食を楽しむ先生もいる。
13:00~13:50 休み時間&清掃活動 職員室でお茶をする先生、煙草を吸いに行く先生、子どもと遊ぶ先生とさまざま。長い休み時間のため怪我をしたり、問題を起こす子どももいるので、その対処をする場合もある。
13:50~14:35 5時間目
14:35~14:45 休み時間 トイレ休憩、手洗い、うがい程度
14:45~15:30 6時間目
15:30~16:40 放課後 会議、研修等が入れてある場合がある。会議や研修がない時には自分の仕事を行う。ちょっと休憩をする場合も。先生の仕事はやってもやっても終わらない。自分自身である程度仕事量を調節できる。
16:40~ 退社 帰宅してもよいが、実際にこの時間で帰る先生はほとんどいない。お茶しながらゆっくり仕事をする人や、学級、学年運営について話す人や、保護者との連絡をする人など、やることは沢山ある。しかし、帰っても問題はない。

学校や地域によって若干の違いはあります。

8時~17時の間が基本的な勤務時間 9時間拘束(45分休憩)

学校の先生は地方公務員です。そのため他の公務員と勤務時間は同じです。

細かい話をしますと労働時間は7時間45分とされています。勤務開始は大体8時に始まり、終わりは17時となっています。

ただし実際にはこの通りには行かないのが現状です。

朝は子どもたちよりも早く学校にいたい

多くの先生方は、子どもたちが学校に来る前に出勤をしています。私の場合は7時半までに出勤していました。

一応8時からの勤務とはなっていますが、7時半~8時の間に出勤できればよいと思います。

8時ギリギリに出勤する先生はほとんどいません。そして出勤と同時に仕事が開始される形となります。

2時間目と給食後に少し休憩が取れる

休憩が取れるのは2時間目の後の休み時間と、給食後の休み時間となります。

といっても、学級の子どもの様子次第で休み時間を取らない(取れない)こともあります。

ただこのあたりは自分の裁量でうまく休憩することはできます。

その後、子どもが下校したら基本的には自由に時間を使えます。その間に宿題を見ることもできますし、掲示物に手をかけることもできます。しばらく休憩を取る先生もいます。この辺りは本当に自由です。

ただし会議や研修が入っていることもあります。ただしそれらは1時間~2時間ほどで終わりますし、毎日あるわけではありません。少なくても勤務時間内には終了するよう予定されています。

小学校教師の勤務の現状

ここからの話は、先生個人によって大きく左右されると前置きしておきます。

出勤時間はバラバラ

まず出勤時間ですが、多くの先生は7時半前後には出勤しています。

早い先生だと6時台に出勤していることもあります。とくに若い先生であったり、朝運動の担当となっている先生は早く出勤したりします。

一方、女性の先生の場合、自分の家庭の準備をしてから出勤してくることが多く、7時半~45分くらいに出勤してくるケースが多いです。

ただし基本的に出勤時間は決まっているため、それまでに出勤できれば問題ありません。

休み時間は先生にとっては休みではない

休み時間は授業と授業の間の10分間、20分間、もしくは給食後の昼休憩となります。

しっかり休憩を取る先生もいますし、子どもの対応で終わってしまう先生もいます。

ただし20分間ある休み時間であればお茶を一杯飲むくらいの時間はありますし、子どもと遊ぶ時間もあります。

休憩時間をうまくとるのは、先生のテクニックの1つでもあると思います。

お昼休みは人によってさまざま

お昼ご飯は子どもたちと一緒に食べます。

そしてお昼の休憩時間は長めに設定されているため好きなことができます。

教室で宿題を見る先生もいますし、子どもたちと遊ぶ先生もいます。職員室で他の先生と話すこともありますし、空いている教室でボーっとしている先生もいます。

何かこれをしなくてはいけない・・・ということはありません。とはいえ先生の仕事は沢山あるため、長い時間になるべく細かい仕事を片付けたいと思う人もいます。

早く帰宅したいと考える先生や、仕事が詰まっている先生はこのような時間を利用していろいろ仕事を片付けます。

子どもが下校して終わりではない

午後の授業を終えると子どもたちは下校します。

曜日にもよりますが、低学年であれば14時30分前後、高学年であれば15時30分前後には下校します。

子どもが下校すると基本的には自由時間となります。

宿題を見たり、掲示物を作ったり、休憩したり・・・。何か決まったことをしなければならないということはありません。

ただし研修や会議がその時間に組まれているケースはあります。

研修や会議は参加の対象となっている場合には、基本的に参加しなければなりません。

とはいえそれらも終業時間を超えることは基本的にはありません。

終業時間後は自由

基本的に17時前後が終業時間となっています。

終業時間となれば帰宅しても問題はありません。ただし意外と多くの先生方が残って何かしらの作業を行っています。

終業時間後の1時間~2時間でほとんどの先生が帰宅することになります。

とくに小学校の場合、女性の先生の割合が多いため、家事のために帰宅する方も多い印象です。

採用されたばかり、もしくは採用されて数年の先生方は、比較的遅い時間まで学校に残っている印象です。

ただ一般社会と比べての話ですが、労働条件的には先生という職業はかなり優遇されていると思います。しかしこれは冒頭でもお話しした通り「先生個人によって大きく左右」されます。いくらでも大変にすることができる職業であるためです。

立ち振る舞いが上手い先生とそうではない先生

先生の中には、立ち振る舞いが上手い人とそうではない人がいます。

たとえば「休み時間」ですが、たくさん取っている先生とそうではない先生がいます。

休み時間を多めに取れる先生の特徴としては

3つの特徴

  • 子どもたちが先生にも休み時間があると理解している(そのように指導している)
  • うまい具合にフェードアウトしている
  • 子どもたちから話しかけられても流す程度で立ち去る

といった感じです。

子どものことが好きで休み時間も全力で遊ぶのもよいかとは思うのですが、体が資本の仕事であるため休憩は適度に取った方がよいと思います。

そもそもですが、先生は授業中ずっと立ちっぱなしであることが多いです。そのようなこともあるため、上手く休憩を取ってもらいたいと思います。

放課後は意外と忙しい

子どもたちが下校した後の放課後は、意外と忙しくなります。

学年部での話し合い、研修、会議が予定されていることがあるためです。これらには基本的には出席しなければなりません。それらがない場合には、自由に時間を使うことができます。

上手く時間を使う先生は、必要な仕事をどんどん終わらせ、定時になると帰宅します。

学校の先生は帰りが遅いというが・・・

よく学校の先生は帰る時間が遅いと言いますがそのようなことはありません。

定時を過ぎたら帰っても問題はありません。基本的には誰からも文句は言われません。もし言われたとしたら、言ってきた方が問題です。

※冗談?嫌味?で一言二言、言われることはあります。

ただしそれはしっかりと仕事をしていたらの話です。仕事をしっかりしていないのに定時に帰宅していたら、上司からの指導が入ることでしょう。

早く帰ったことに指導が入るというよりも、やるべきことをしていないという意味で指導が入るかと思います。

たとえば宿題を見ていない、子どもの対応をしていない、クラスの学力が他のクラスに比べ著しく低い、分掌の仕事を行っていないなどです。

そうでない限りは、早く帰っても問題はありません。

また周りの先生との人間関係が良好であると、ある程度の自由が利きます。多少何か目に余ることをしたとしても口を出してくることはあまりありません。

それに注意される場合も、口調が柔らかくなります。これ大事です。

教室から職員室への移動に時間がかかる

大きな学校でよくある話なのですが、教室と職員室の距離が離れていると、その間を移動するだけで時間を取られてしまいます。

学校内では走ってはならないと子どもに指導をしている関係もあり、走って移動するわけにもいきません。

職員室まで行って帰ってくるだけで休み時間が終わってしまうということもあります。

そのため職員室と教室との距離が離れている先生の場合、なるべく職員室に行かなくてもよいように、朝のうちに全ての準備を整えるようにしていることもあります。

保護者への連絡で遅くなることも

保護者に連絡を取ろうとすると、どうしても帰る時間が遅くなってしまうことがあります。

個人情報は学校外に持ち出せないため、保護者へ連絡するときは学校から電話することとなります。

つまりこのような機会が多ければ、帰宅する時間は遅くなってしまうかもしれません。円滑な学級運営、そして子どものことを考えるのならばこれは仕方のないことでしょう。

学級運営が上手くいっていると連絡の頻度は減る

学級運営が上手くいっていると、保護者への連絡の頻度は減ります。

また保護者とコミュニケーションが取れていると、やはり連絡の頻度は減ります。

つまり学級が始まって早いうちに学級をまとめてしまうこと、保護者とのコミュニケーションを確立させることに力を注ぐとよいでしょう。

はじめのうちは大変かもしれませんが、後の自分を助けてくれます。

これが上手くいかないと、学級で頻繁に問題が起こり、さらに保護者からの不信感が増え、結果として仕事量が増えてしまうこととなってしまいます。

朝に保護者と連携

遅い時間にならないと連絡のつかない保護者はいます。

そのためわざわざ遅い時間まで学校に残る先生もいますが、それであれば子どもが登校してくる時間に連絡をしてしまうという方法もあります。

そのあたりは臨機応変に対応したほうが自分のためにもなります。

先生の仕事は個人によって調整可能

先生という仕事は、その人次第です。忙しくもできますし、楽にもできます。

最低限のことをしていれば、なんとなくでも学級は回ります。

ある意味「自己満足の世界」でもあります。

いくらでも時間をかけることができる

たとえば学級掲示を少しでも豪華にするとか、授業研究に時間をかけてみるとか、時間をかけようと思えばいくらでもかけることのできる仕事でもあります。

なのであまりにも手をかけすぎると、毎日の帰宅時間が20時、21時となってしまうのです。

手をかけたからといって給料が上がるわけではありません。逆に手をかけなかったからといって給料が下がるわけでもありません。

良くも悪くもきりがないのです。

天性の才能を持つ先生もいる

先生は基本的にまじめな人が多いです。まじめだからこそ、学級掲示や授業研究に時間をかけすぎてしまい、結果として自分を苦しめてしまってたりします。

つまり「頑張って先生をしている人」が結構いるわけですが、「天然で先生をしている人」も中にはいます。

天然で先生をしている人は、何をするのもとにかく早いです。宿題を見るのも、学級掲示もです。授業研究も多少は行いますがそこまで時間をかけません。

力を入れるところで入れ、抜くところで抜きます。そのメリハリがハッキリしています。人とのコミュニケーションも上手です。なので多少のことがあっても、周りの先生から批判をされることもありません。

天然と言いましたが天性ともいえると思います。

そういった先生からしてみると、学校の仕事は楽しいですし楽でもあることでしょう。

反対に真面目過ぎると先生という仕事はどんどん辛くなるかもしれません。

仕事のスピードが遅ければ残業せざるを得ない

学校には決まったイベントというものがあります。そのイベントの準備ができなければ、残業をしなければならないことでしょう。

たとえば成績表。学期末や学年末に必ず成績を付け配布します。

単純に数字的な成績を付ける以外にも子どもたちに、そして保護者に向けたコメントも考えます。この仕事が早い先生とそうではない先生がいます。

いくら退勤時間になったからと言って、これらの仕事が終わっていないのに早く帰ってばかりいては、成績表を渡す日に渡すことができません。

複数人のチェックがある・・・

学校や地域にもよるかもしれませんが、成績表は複数の先生によるチェックが入ります。

成績に整合性があるかどうか、コメントはしっかりした言葉遣いか、成績とのつじつまが合っているかなどです。

とくにコメントに関しては、何度も何度も修正を入れることがあります。これがかなりキツイのです・・・。

そのため成績表のシーズンともなると先生たちは大忙しです。これは終わらせなければいけない仕事であり、退勤時間を気にしてはいられません。

基本的に学校のものは、学校外に持ち出してはいけません。家で仕事をしようと思ってもできないのです。そのため成績もコメントも学校内で作業を行なうこととなります。

ただし私の知る限りでは、学校や地域によってですが、、学校の許可を得ることで個人情報を持ち出せることもあります。

中学校の先生は結構過酷

今回紹介している「先生の一日」は小学校の先生の場合です。中学校となるとこのようには行きません。

とくに「部活動」が大きな負担となります。大抵の先生は部活動の顧問となります。自分が指導できる部活の顧問になることが理想ではあるのですが、その限りではありません。

部活動の顧問は大変

基本的には、毎日放課後、部活の指導に当たるようになります。

先生によっては、初めと終わりだけ部活に参加して、後の時間は仕事をしている人もいますが、なかなか難しいのが現状です。

また、学校によって部活動の力の入れ方が違います。部活動に力を入れている学校であったり、部活内に有力な選手がいたりすると、先生にかかる負担はさらに大きくなります。

そのため、部活動にも初めから最後までしっかり参加している先生の場合、自分の仕事は全部後回しになります。部活が終わってから色々な仕事を片付けなければならないのです。

すると、残業時間が一気に増えることになります。しかし、「教員の残業手当」でも紹介していますが、残業手当は給料の一律4%と決まっています。そのため、正直割には合わないことでしょう。

休日出勤もある

休日も部活動はあります。

その時も顧問の先生は基本的には参加します。そのため休日をまともに過ごすこともできなかったりします。

部活の顧問を楽しんでいる先生であればよいとは思いますが、そうではない人にとってキツイ生活であると思います。

そう考えると、小学校と比べると中学校の先生の方が忙しいというイメージがあります。

外部に委託したほうがよいと思う

中学校の先生の負担となるのは部活動だと思っています。

もちろん好きで顧問の先生をしている人もいます。しかしそうではない先生もいます。

そもそも先生が顧問をするのはどうかと思うのです。指導する競技の経験があったり、どうしても指導したいと思っているのならよいのですが、そうではないのであれば指導をしたいと考えている外部の人に依頼してもよいかと思うのです。

参照 教師の精神疾患はなぜ多いのでしょうか?

 

お断り

一応お断りとしてですが、中学校の先生を非難しているわけではありません。部活動にかける情熱が物凄いと思います。

学校での先生の一日は通信大学では学べない

ここまで学校の先生の1日を紹介してきました。

私が通信大学で教員免許を取得した際に、学校の先生の仕事内容を知ることはありませんでした。

実際に現場に行ってみて知ったことが山ほどです。

学校へ何時に行くとか、先輩の先生との付き合い方とか、休み時間の過ごし方とか・・・。

子どもたちに勉強を教える以外にも先生が行うことは沢山あります。それらは通信大学の勉強で知る機会はありませんでした。

そのため、これから通信大学で教員免許を取り将来的に現場で働きたいと考えている方は、以下を参考にしてみてはいかがでしょうか。

参照 先生を目指すなら知っておきたい現場事情

 

完璧を求めすぎない 完璧はあるようでない

最後に、学校の先生として完璧を求めすぎない方がよいと思います。

結論として、万人に対して満足してもらえるような先生は存在しないと思った方がよいです。

どんなに評価されている先生だったとしても、全員に好かれているかというとそうではありません。

先生になる人の多くは真面目であり、子どもたちのために何かをしてあげようと思ったり、周りの先生からの評価が少しでも良くなるように考えます。

もちろんそれを目指すのはよいことですし、努力はするべきです。

しかし繰り返しますが、万人受けする先生になることは不可能だと思います。

それよりも、あまりにも自分を追い込みすぎて肉体的にも精神的にも疲弊してしまう方が、将来的にかかわれる子どもの数が減ってしまうと思った方がよいでしょう。

よい意味でいい加減になってください。不真面目になってください。そして学校の先生という仕事を楽しんでください。

先生に余裕がなければ、子どもたちに悪影響を及ぼします。

学校の先生の一日は、ある程度の流れは決まっていますが自分のさじ加減でなんとでもなるものです。

参照 小学校の先生忙しい 先生が仕事を家に持ち帰るリスク

 

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