学校組織の運営表 学校は複数の組織から構成される縦社会

学校組織には、さまざまな役職についている先生がいます。実際どのように区分されているのかを簡単に図式化してみます。

 

校長

副校長

教頭

主幹教諭

教務・・・教育課程、学校行事、時間割、学籍、教科書・教材、校内研修、道徳

生徒指導・・・校内生活、校外生活、安全教育、教育相談、特別活動

進路指導・・・指導計画、進学指導、就職指導

健康・・・保健衛生、給食指導、献立、給食経理

庶務・・・備品管理、美化、営繕

事務・・・給与、備品消耗品管理、文書事務管理、福利厚生、生徒福祉、予算

各学年会・各学科会

各教科会

生徒会委員会指導

行事委員会・・・儀式的行事委員会、体育的行事委員会、文化的行事委員会

研修委員会

PTA担当

同窓会担当

各連絡協議会

その他

学校によっては、上で紹介した役職の先生がいない場合もあります。

実は重労働なのは教頭先生

学校の先生の中でかなり大変な役職はは「教頭先生」です。一般的に教頭先生は、朝一番に学校に行き、夜は一番最後に帰ります。また校長先生が不在の事が多いため、その間はその学校での最高責任者となります。

学校は縦社会です。そして校長先生の意見は基本的に絶対です。そのため校長先生から指示があり、現場から意見があり、その板挟みとなる教頭先生は大変な立場と言ってよいでしょう。

ここが大変だよ 教頭先生

教頭先生というのは、校長先生になるためのワンステップでもありますが、中には校長先生から教頭先生になる人もいます。

一般的には教頭先生になるためには「教頭試験」、校長先生になるためには「校長試験」というものがあります。いわゆる「教育管理職選考試験」というものです。

それらに合格することで教頭先生や校長先生になれるわけです。

ここからは同僚の先生に聞いた話なのですが、ある学校の教頭先生は過去に校長先生をしていたことがあるとのことでした。

その後、自ら希望して教頭になったとのこと。

そんなことが可能なのかと聞いたのですが、ある学校では教頭だった先生がやはり自らの希望で教務になったとのことでした。

このことからも、そういった現実があるということがわかります。

問題は、過去に校長先生であり現在、教頭先生の人の場合です。多くの場合は自分の後輩が校長先生になっています。そして学校は縦社会です。

ヘタなプライドを持ってしまうとやってられないのです。

教務や主幹教諭も大変

また教務や主幹教諭も大変な仕事です。

クラス担任になることは通常なく、学校運営の中心として活躍します。たとえば年間行事予定。年間行事予定とは、1年間の学校の動きをこと細かく計画しまとめるものです。多くの場合教務主任が何ヶ月もかけて作成します。

そのほか時間割の作成、職員会議の資料作りなど。仕事量は膨大です。

同じく主幹教諭も大変な仕事です。この主幹教諭というのは比較的新しい役職です。主幹教諭が始まったのは比較的新しく2008年のことです。その当時の学校現場では「教頭のような教務のような」という立ち位置でした。文部科学省が行った調査では希望降任届を最も多く出したのが主幹教諭とのことで、その業務の大変さがわかります。言うなれば中間管理職ですからわかる気もします。

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