通信大学に在籍している学生の年齢層はバラバラです。
勉強の目的は異なるかとは思うのですが、とくにどの年齢層が多いということはありません。
かつては30代が最も多かったのですが、現在はどの年代も同じくらいの割合となっています
一般の大学と通信大学 在籍生徒の年齢層の違い
一般の大学の場合、入学する生徒の約95%が18歳~19歳となっています。(令和2年文部科学省のデータより)
ところが通信大学の場合、以下の表を見てもわかるように年齢層はバラバラとなります。
基本的に通信大学には満18歳以上であれば入学することができ、年齢の上限はありません。
例外としてですが、特修生として入学するのであれば満15歳以上で入学することができます。
かつては30代の割合が非常に多かった
2000年あたりでは、通信大学の学生は、20代~30代が一番多く、50代~60代以上の割合はほとんどありませんでした。
ところが近年になってきて、どの年代も同じくらいの割合で在籍しています。
理由は以下のことが考えられます。
- 通信大学のことが知られるようになった
- オンラインシステムが整ってきた
私が通信大学のスクーリングで大学に行ったときにも、さまざまな年齢層の人が来ていました。
そもそも通信大学であるため、基本的には誰にも会わずに勉強することができます。目的によっては大学に一度も行く必要がないケースもあります。
そのためあまり年齢は気にする必要はないと思います。
通信大学生の目的
通信大学に通う学生の目的はさまざまです。
一番多いのは大学卒業資格の取得となります。次に職業資格。そして知識技能となります。
つまり以下の3つを目的としている人が多いということになります。
大学卒業資格は日本では重要視される傾向にある
通信大学で大学卒業資格の取得を目指す人が、実に全体の約30%となっています。
まさに日本が学歴社会であるという証明ともなるのではないでしょうか。
世の中には大卒の資格を持っていなければ就けない仕事はたくさんあります。持っているのと持っていないのとでは、どうしても持っている方が有利となります。
安い金額で取れるのも魅力
通信大学は一般の大学よりもかなり学費が安いです。
一般の大学の場合、国立大学であれば授業料が年間約50万円、私立大学であれば約120万円はします。
ところが通信大学となると、年間の授業料が20万円程度に抑えることも可能です。
この金額であれば、働きながら捻出することも可能となることでしょう。
現職教員(学校の先生)が利用するケースが多い
通信大学ではさまざまな教員免許を取ることができます。また持っている教員免許を上位免許にすることもできます。
そのため、学校で働く教員が利用することが意外と多いのです。
たとえば小学校で働く先生は小学校教員免許状を持っています。しかし中学で数学を教えたいと思った場合には、数学の教員免許状を取得しなければなりません。
学校で働きたいが、働く場所を変えたいと思っている先生は多いのです。
上位免許状を目指す
教員免許状は「二種」「一種」「専修」という順番で上位となります。
多くの先生は「一種」を持っています。
たとえば二種で採用された先生が、働きながら一種を目指すことはよくあります。
また数年学校で仕事をして、仕事に慣れてきた先生が専修を目指すということもあります。
その場合、すでに教員免許は持っているため、プラスアルファで単位を修得すればよいだけとなります。そのプラスアルファの単位を通信大学では取ることができるのです。
参照 教員免許の種類は3種類
通信大学での挑戦は何歳からでも遅くはない
通信大学で勉強することは特別なことではありません。
ここまでお話ししてきたように、さまざまな年齢層の学生が在籍しており、目的もさまざまです。
私は25歳から通信大学で教員免許取得を目指した
私の場合は25歳の時に通信教育をはじめ27歳で教員免許を取得しました。
そして29歳で小学校で働き始めました。
先生の中には私と同じように通信教育で教員免許を取得した先生がいました。話を聞いてみると30前後で取得したとのことでした。ちなみにその先生は、学年主任も務めるほどの力のある先生でした。
またこのサイトの掲示板で一番閲覧数が多いスレッドがありますが、そのスレッドを立ち上げてくださった方は40代で通信教育をはじめ、教員免許を取得し、今では担任を持ち教壇に立っています。
参照 最短の取得期間は 及び その後・・・40代・・・今50代
私は通信大学により人生が変わりましたし、私のように人生が変わった人は数多くいると思います。
いつからでもはじめられます。
一歩踏み出す勇気と、継続的に勉強する努力は必要となるでしょう。
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