最終学歴が高卒のため、通信大学で大学卒業資格を取ろうと考えています。
通信大学の入試は難しいのでしょうか?
噂では入試はないと聞きましたが・・・。
書類審査のみです。
そのため、最終学歴が高校卒業ということであれば書類を提出することで入学することができます。
入学してからはレポートの作成と試験をこなしていくことになります。
これらに合格することで単位を習得でき、最終的に大学卒業資格を取ることができます。
単位が取れなければ卒業することはできません。
通信大学へ入学するためには書類審査のみ 入学試験はない
通信大学に入学するためには書類審査のみです。入学試験はありません。
「通信制大学の入学試験について 入学試験は書類選考のみ」でも紹介しているため参考にしてください。
最低条件を満たして入れさえすれば合格することができます。
- 最終学歴が高校卒業。もしくはそれと同等以上の学力を有する場合。
- 高卒認定試験に合格。
- 特修生として通信大学に入学し入学条件をクリア。
上記のいずれかに該当すれば通信大学に入学することができます。
簡単に説明しますと、「高校卒業以上の学歴を持っていれば通信大学には書類審査で入学することが可能」ということです。
たとえば最終学歴が大学卒業以上である人が通信大学で何かを学ぼうと考えた場合には、3年次編入をするケースが多いです。なぜなら大学1年生~2年生で学ぶ内容は一般教養であり、どの大学でも似たようなものとなります。
つまりすでに勉強し終えているわけで、単位を持っているわけです。よって3年生からの編入が可能ということになります。
もちろん希望するのなら1年次入学もできます。
最終学歴が高校卒業の場合には、大学で単位を持っていないため1年生からの入学となります。
この中で馴染みのないのが「特修生」でしょう。以下で少しお話しします。
通信大学に入学するための条件を整えるのが特修生
少し話がそれますが、特修生について少し説明をしたと思います。
たとえば近畿大学の通信教育部に入学したいと考えたとします。しかし通信大学に進学する条件を満たしていなかったとします。
つまり最終学歴が中学卒業であったり、高校中退であったりする場合です。
そのようなときには「特修生」として、まず近畿大学の通信に入学することが可能です。そして近畿大学の通信教育部に入学するための資格を得ます。
近畿大学の特修生として入学した場合、特修生が終了したら近畿大学の通信教育部には入学できますが、そのほかの通信大学には入学することができません。
また特修生を終了しても高校卒業資格が得られたわけでもありません。
参照 通信制大学は学歴にならない?それは完全にウソ!でも通信制大学に対する誤解はある
通信大学には偏差値という概念がない
通信大学には偏差値という概念がありません。逆にいうと入試がないため偏差値がないともいえるかもしれません。
このようなこともあり入学試験はなく、書類審査のみというケースがほとんどなのです。
志望理由を提出することも
大学や入学するコースによっては志望理由書の提出を求められることがあります。
たとえば大手前大学の場合、正科生として入学する場合には志望理由書の提出が必要となります。
私自身が入学試験なしだった
私自身、通信大学で教員免許を取得しましたが、その際にも入学の際には入学試験がありませんでした。
2024年時点で当サイトが調べた結果、やはり入学試験を課している通信大学を見つけることはできなかったので安心してください。
通信大学に入試がない理由
そもそも通信大学の目的は以下のものとなります。
通信教育は、学校教育法第八十四条に定められており、地理的・時間的制約がある社会人など、通学過程とは異なる様々なニーズに対応し、大学教育の機会を広く提供するのも。
このようになっています。
もし通信大学で勉強するために入試を突破しないといけない場合、入試対策を行う必要があります。そのためにはかなりの時間を要することになります。
これは通信大学の目的からそれてしまうことになるのです。
問題は入学してから
入学すること自体は難しくない通信大学ですが、問題はそこからです。
語弊があったら申し訳ないのですが、一般的な大学の中には、そして授業の中には、出席さえしていれば単位が取れることもあります。
ところが通信大学の場合、出席する授業がありません。単位を取るためにはレポートを作成し試験に合格する必要があります。
そして1つの科目につき複数のレポートを作成し合格する必要があります。
よって何もしなければ単位は取れませんし、それなりのスピードでこなしていかなければ時間だけがどんどん経ってしまうことになるのです。
そしてそれらの管理はすべて自分で行う必要があるのです。
そういった面からすると、入学する段階では入試がなく一見楽そうに感じるかもしれませんが、意外と大変な生活が待っているのです。
それも仕事をしながらとなると、毎日1時間~2時間、週末には複数時間、レポート作成に充てていかないといけなくなるのです。
取得できる通信大学を検索
取得できる通信大学を検索