小学校の教員免許が取得できる通信大学を紹介しています。
まず前提として、小学校の先生の資格である「小学校教諭免許状」は通信大学で取ることができます。
実際に当サイトの管理人が取りました。
ちなみに通信大学は一般的な大学と同じです。専門学校とは異なったものであり、文部科学省で認められている教育機関となります。小学校の教員免許状を取得することもできますし、大学卒業資格を得ることもできます。
そもそもですが、小学校の教員免許を取る一般的な方法は主に2つあります。
- 一般的な大学の教育学部で取得する
- 通信大学で取得する
これ以外の方法もあることはありますが、正直現実的ではありません。
心配する人がいるためはじめに言っておきますが、一般的な大学でも通信大学でも、どちらで小学校の教員免許を取得しても同じものです。優劣はありません。
そして小学校教員免許を取得できる通信大学は全国に複数あります。そしてそこで免許を取得した人たちは実際に小学校で教員として働いています。また、通信大学出身というのは教育現場では特別なことではありません。
小学校の教員免許が取れる通信大学一覧
まずはじめに、小学校の教員免許の取ることができる通信大学を一覧にして紹介します。
種別 | 地域 | 大学名 |
---|---|---|
一種免許状 | 千葉県 | 聖徳大学 |
東京都 | 玉川大学 | |
創価大学 | ||
明星大学 | ||
東京未来大学 | ||
東京福祉大学 | ||
武蔵野大学 | ||
神奈川県 | 星槎大学 | |
京都府 | 佛教大学 | |
兵庫県 | 姫路大学 | |
神戸親和女子大学 | ||
岡山県 | 環太平洋大学 | |
専修免許状 | 神奈川県 | 星槎大学 大学院 |
聖徳大学
教員免許 | 幼稚園、小学校、国語、英語、社会、書道、養護、福祉 |
---|---|
資格 | 学士、保育士、認定心理士、心理相談員、学校心理士、社会福祉士、精神保健福祉士、社会福祉主事、司書、博物館学芸員 |
学費 | 約20万円/年 |
玉川大学
教員免許 | 幼稚園、小学校、社会、数学(条件付き) |
---|---|
資格 | 学士、司書、博物館学芸員、学校図書館司書教諭、社会教育主事 |
学費 | 17万7,800円 |
創価大学
教員免許 | 幼稚園、小学校、社会 |
---|---|
資格 | 社会教育主事、社会福祉主事任用資格、児童指導員任用資格、児童の遊びを指導する者任用資格、児童福祉司任用資格、ファイナンシャルプランナー |
学費 | 17万円 |
明星大学
教員免許 | 幼稚園、小学校、国語、英語、数学、理科、社会、美術など |
---|---|
資格 | 学士、社会教育主事、司書、学校図書館司書教諭 |
学費 | 11万円 |
東京未来大学
教員免許 | 幼稚園、小学校 |
---|---|
資格 | 学士、認定心理士、社会福祉主事任用資格、児童福祉士任用資格、児童指導員任用資格など |
学費 | 10万5,000円 |
東京福祉大学
教員免許 | 幼稚園、小学校、英語、社会、保健、情報、特支、養護 |
---|---|
資格 | 学士、認定心理士 |
学費 | 22万1700円 |
武蔵野大学
教員免許 | 小学校、国語、英語、書道 |
---|---|
資格 | 認定心理士、社会福祉士、児童福祉士、児童指導員、社会福祉主事、産業カウンセラー、生理人類士 |
学費 | 17万円 |
星槎大学
教員免許 | 小学校、社会、保健、特支 |
---|---|
資格 | 学士、支援教育専門士、教育カウンセラー、自閉症スペクトラムサポーター、社会福祉士、小学校外国語活動指導者など |
学費 | 1単位5,000円 |
佛教大学
教員免許 | 幼稚園、小学校、国語、英語、数学、社会、書道、特支など |
---|---|
資格 | 保育士、学校図書館司書教諭、社会教育主事、精神保健福祉士、司書、博物館学芸員など |
学費 | 17万8,000円~ |
姫路大学
教員免許 | 幼稚園、小学校 |
---|---|
資格 | 学士、保育士、図書館司書、学校図書館司書教諭、学芸員 |
学費 | 18万円~/年 |
神戸親和女子大学
教員免許 | 幼稚園、小学校 |
---|---|
資格 | 保育士、特支、社会福祉士 |
学費 | 19万5,000円 |
環太平洋大学
教員免許 | 小学校、数学、英語 |
---|---|
資格 | 学士、学校図書館司書教諭、看護師等養成所専任教員資格 |
学費 | 10万円 |
このように小学校の教員免許の取れる通信大学は数多くあります。
※上位免許である専修免許状の取得を希望されている方は「専修免許状が取得できる大学一覧」にて大学院を紹介しています。条件は一種免許状を所持していることとなります。
たとえば私の場合ですが、知り合いの先生に明星大学を勧められたということ、そして調べてみると通信大学としての歴史も古く、抱える通信大学生の数も多い、さらには学費がトップレベルで安かったということもあり明星大学を選びました。
参照 通信大学の学費を比較
通信大学だからメインキャンパスから遠くても問題ない
ちなみに上記の表中で記載した「地域」の項目ですが、これはメインキャンパスが置かれている場所です。
通信大学で勉強する際に、場合によってはスクーリングが必要となってくることがあります。スクーリングとは直接大学に行き授業を受けることです。
そのためメインキャンパスまでの距離が、住んでいる場所から近い大学を選ぶというのも1つの手です。
しかしながら、メインキャンパス以外でもスクーリングは開催しています。多くの場合、各都道府県の県庁所在地で1年に数回開催されます。
このようなことから、最近ではどの通信大学を選んでもさほど大きな問題は生じないと考えられます。
小学校教員免許には3つの種類がある 基本は一種免許状
通信大学でも取得できる小学校教員免許ですが、免許についてもう少し詳しくお話ししたいと思います。
小学校教員免許には3つの種類がある
小学校で先生として働くためには、小学校教員免許が必要となります。
そして小学校の教員免許には3種類あります。
- 小学校教諭専修免許状
- 小学校教諭一種免許状
- 小学校教諭二種免許状
その他に「特別免許状」や「臨時免許状」がありますが、上記した3つが一般的な免許であり、どれかをもっていれば小学校で働くことが可能です。
参考までに多くの現場教員が持っているのは「小学校教諭一種免許状」です。
免許状の種類の違いは取得した場所
この3つの種類の免許状の違いは、簡単にいってしまえば「免許状を取得した場所」です。
基本的にはですが、短期大学なら二種、4年制大学なら一種、大学院なら専修といった具合です。
ただし一般的に言われる「教員免許」というのは「一種」を指すと考えてもよいかもしれません。つまり4年制大学を卒業したときに取得できる免許のことです。
小学校の教員免許といっても3つの種類があるわけですが、順番的には二種 ⇒ 一種 ⇒ 専修の順で取得していくこととなります。
たとえばですが、はじめから専修免許状を取れるわけではありません。
そしてこれらの種類すべての免許状は通信大学で取得することが可能です。
参照 教員免許の種類は3種類 一般的な普通免許状も1種・2種・専修に分かれる
どこで取得しても同じ教員免許
再三繰り返しますが、教員免許はどこで取得しても同じものです。大学で取得しても通信大学で取得しても取れる教員免許は同じものです。
時折、次のような声をいただきます。
「教員免許が取れる通信大学が沢山あるけど、あれは現場の先生たちが持っている教員免許と同じものなのでしょうか?」
心配しないでください。同じものです。違いはありません。
厳密にいうと、大学や通信大学で教員免許が取れるわけではありません。
教員免許を取るために必要な単位を大学や通信大学で修得するだけです。教員免許を得るために必要な単位を修得し、教育員会に申請することで教育委員会から受け取ることになります。
その際、「あなたは大学で単位を修得したからこの免許状。あなたは通信大学で単位を修得したからこの免許状」というようにはなりません。
もう一度言います。教員免許を取得するための単位をどこで取得しても優劣はありません。これは教員免許に限らず一般的な資格でもいえることです。
その他の質問として、
「通信大学で取った教員免許は教員採用試験で不利になりそう」
という噂を耳にすることもありますが、全く関係ありません。
ちなみにこの件を現場の先生、それも採用試験に携わったことのある先生数人に聞いてみたことがあります。聞いた範囲では免許の種類や出身大学などは気にしないとのことでした。
小学校教員免許はいつからでも取得可能 社会人になってからでもOK
ここまでお話ししてきたように、小学校の教員免許は一般的な大学でも取得できますが、通信大学でも取得することができます。
つまり何歳からでも目指すことができるのです。
当サイト管理人が実際に取得 通信大学は単位が取りやすい
当サイト管理人自身が、社会人になってから通信大学で小学校の教員免許を取得しました。
25歳から始めて27歳で取得完了しました。
スクーリングに参加したときには、同じように小学校の先生を目指す社会人を数多く見かけました。もちろん私の年齢以上の人も多数見かけました。通信大学の学生で多いのは20代後半から40代といわれています。それぞれ仕事はバラバラです。
つまり通信大学で教員免許を取得することは決して珍しいことではないということです。そして仕事をしながら勉強している人がたくさんいるということは比較的勉強はしやすい環境であると思います。少なくても私は単位は取りやすいと思いました。
何歳から挑戦しても良いかと思います。
教育現場には多くの通信大学経験者がいる
私は通信大学で教員免許を取った人が教員になっている姿を何人も目にしました。中には前職がトラックの運転手だったという先生もいました。
その他には、元々大学で中学校の教員免許を取得し中学校に勤務していたが、小学校で働きたいという思いがあり、小学校の教員免許に必要な単位だけを取りに来ているといった人もいました。
このように通信大学で教員免許を取ること自体は決して珍しいことではないのです。
教員採用試験のために専用の勉強が必要
通信大学で小学校の教員免許を取得することはできますが、教員免許を持っているだけでは正規の教諭になることはできません。
詳しい話は省きますが、一言で先生といっても2種類あります。教諭と講師です。
教諭というのは各都道府県の教員採用試験に合格した先生のことです。講師というのは採用試験には合格していないが、教員免許を持っている人のことです。
多くの先生は教員採用試験に合格した人たちのことをいいます。
この教員採用試験ですが、比較的難易度が高いです。私が受験した都道府県の倍率は約4倍でした。受験している多くは現役大学生です。正直、現役の大学生の方が有利であることは間違いありません。なぜなら大学在学中に採用試験の対策を徹底的に行ってきているためです。一方、通信大学で教員の資格を取っている人は、採用試験の勉強を別でしなければなりません。
明星大学を選んだ4つの理由
私は明星大学で小学校の教員免許を取得しました。
なぜ私が数ある通信大学の中から「明星大学」を選んだ理由を4つ挙げておきたいと思います。
結論としてですが、「明星大学を選んでよかった」と思います。
学費が安かった
学費は私にとって通信大学を選ぶ上で一番重視ポイントと言ってもよいでしょう。その当時はまったくお金がありませんでした。そのため、学費の安いところしか選ぶ余地がありませんでした。
おおよそですが、免許取得までに総額50万円前後だったと思います。期間は約2年半。このうち学費は35万円~40万円。スクーリングのための交通費や宿泊費で残りの分といった感じでしょうか。
50万円を高い!と思う人もいるかもしれません。しかし学費の安い国立大学でも1年間の学費が50万円はします。そう考えると、かなり安いことになります。
またこの50万円の取得した教員免許は一生涯のものです。さらに分割で学費が支払えるため、アルバイトをしながら通信大学で勉強していた私でも、アルバイト代から学費を支払うことができました。
参照 通信大学の学費を比較
知り合いの先生が明星大学の通信出身だった
小学校でアルバイトをしていた時に、たまに話す先生がいました。その先生は明星大学で教員免許を取った人でした。小学校で働く前までは学校とは関係のない仕事をしていたそうで、その時に通信大学で教員免許を取り先生になったとのことでした。
私と同じ境遇だったのです。
これから私が進もうと思っている道を既に進んできた人なのです。つまり通信大学で教員免許を取れば、この先生のように小学校で働くことができるということがハッキリと想像できたわけです。
何も知らない、誰も知らない道を進むわけではないため安心することができました。
小学校の教員免許が取れる通信大学として有名だった
小学校教員の資格が取れる通信大学は日本でもいくつかあります。このサイトでも14の通信大学を紹介しています。
その中でもとくに有名なのは、私が実際に小学校の教員免許を取得した明星大学と、関西で最大級の通信大学である佛教大学です。
明星大学は通信大学の中でも有名
数人の学校の先生に話を聞いたのですが、明星大学は教育現場でもよく知られている通信大学でした。そして明星大学の通信教育部を利用して教員免許を取っている先生が意外と多いという事実も教えてもらいました。
さらに中学校の教員免許を持っており、小学校の教員免許を持っていないという先生が、明星大学の通信を利用して免許を取り、その後、異動することもあるという話でした。
在籍生徒数が日本トップクラスだった
明星大学は通信大学の中でも在籍生徒数がトップクラスです。
たとえば2022年のデータで言うと約3500人が在籍しています。
一応候補として「聖徳大学」も挙げていました。両方の通信大学の資料を請求し、さらに分からないことは直接電話で問い合わせ考えた結果、明星大学を選びました。
そのため、もし私と同じようなポイントを重要視しているようでしたら明星大学を選択肢の1つとして入れても良いかと思います。
小学校の教員免許が人気な5つの理由
通信大学で取得する教員免許の中でも、とくに人気の教員免許は「小学校の教員免許」です。
主な理由として以下の5つが挙げられます。
他の免許に比べ需要が多い
全国的に見ても小学校の教員の仕事に就いている人は非常に多いです。
小学校は6年間あるため、教員の数が多いのは当然といえば当然ですよね。
正規の教員になるためには、各都道府県で行われる教員採用試験に合格しなければなりません。
小学校は6年間あるため、教員の募集人数は中学、高校に比べて必然的に多くなります。そのため各都道府県の倍率を見てみても、小学校教員の倍率は低くなりがちで比較的合格しやすいといえます。
このようなこともあり就職のためにも小学校教員を目指す人が多いのです。
倍率が低く正規教諭になりやすい小学校教諭
小学校の教員免許を取得するためには、小学校の教員免許が取得できる学部を持った教育系の大学を卒業することになります。
つまり「限られた学部出身者」ということになります。一般的には、教育学部出身者ということになります。
しかし、中学や高校の教員免許は教育系の大学でなくても、大学在籍時にいくつか単位を取得することで取得することができます。そのため免許を持っている人が多いです。
つまり需要と供給のバランスからすると、各都道府県でおこなわれる教員採用試験において、小学校の教員試験の倍率は低く、中学、高校の教員試験の倍率は高くなりがちなのです。
部活動がないので休みを確保しやすい
小学校では部活動がありません。そのため、土曜日や日曜日に出勤することがほとんどありません。また、放課後、部活動のために時間を割くこともありません。
さらに夏や冬と言った長期休みのときにも、部活動がないため、比較的自由に休暇を取ることができます。
実はこの理由で小学校教員を目指す人も結構いるかと思います。
※厳密に言いますと土日出勤はする必要はないのですが、学校によっては、そして先生によっては土日のどちらかに、まとまった仕事を片付けに来る先生はいます。
全ての教科を教えることができる
小学校では基本的にはクラス担任が全教科の授業を受け持つことになります。
教科によっては他のクラスの教員が担任の代わりに授業を受け持つことがありますし、特に近年では教員同士が入れ替わりで授業が行われることもありますが、基本は担任が全ての教科を指導します。
色々な教科を指導したいと考えている人にとって魅力的なシステムと言えます。
反面、特定の教科だけを教えたいという人にとっては、このシステムは苦痛かもしれません。そういった場合には、中学校、もしくは高校の教員を目指されるとよいでしょう。
クラス作りがしやすい
中学校や高校では、教科ごとに指導する教員が変わりますが、小学校の場合、登校時から下校時までクラス担任と長い時間過ごすことになります。そのため子どもたちの性格やクラスの雰囲気を的確に判断しやすくなります。
これによりクラスで発生している問題も早期に発見しやすいのです。また、例えば前の時間内で終わらなかったことを、次の時間に引き延ばすことも可能になります。
担任の配慮で柔軟に授業の順番を変更することも可能ですし、必要であれば、生徒指導を授業中に行うこともできます。
何か子どもが問題を起こしたとき、次の時間も自分がそのクラスにいられれば対応することができます。毎時間、指導するクラスが異なる中学や高校では、そういったことができず、問題解決が先延ばしになってしまうことがあります。問題はなるべく早めに解決しなければ、さらなる問題を生む可能性があります。
子どもがまだ未熟 だからこそ指導しやすい
良くも悪くも、小学校の場合子どもが未熟です。
つまり「子どもという白いキャンパス」が目の前に広がっている感じです。それをどんな色にしていくかは担任次第です。また他の表現でいうと「子どもはスポンジ」です。どんどん吸収していきます。
大変ではありますが、自分好みのクラスを作り上げることが可能です。自分好みのクラスになると毎日学校に行くことが楽しみで仕方なくなります。
つまり小学校の場合、指導の仕方によっては非常に過ごしやすいクラスを作ることができます。ところが成長すればするほど、個性が固まってきてしまうため、少しの指導では修正が効かない場合があります。
そういった面でも、中学校や高校に比べると小学校で働きたいと思う人が多いです。
小学校の教員免許の取れるおススメTOP5
小学校の教員免許が取得できる通信大学は複数ありますが、その中でもとくに人気が高い通信大学を紹介します。
※当サイト調査
「どの通信大学がおススメですか?」と聞かれることがありますが、その基準が人により異なるため、一概に何とも言えません。
レポートの難易度も、担当する教授によって異なりますので、どの通信大学で単位が取得しやすいのかを図る術はありません。
あくまでも通信大学は、小学校の教員免許を取得するために必要な単位を修得する場です。
よってどの通信大学で単位を修得したとしても同じなのです。その後に得られる免許は同じものとなります。さらにいうと、通常の4年制大学で単位を修得しても得られる教員免許は同じとなります。
ちなみに私は明星大学で教員免許を取ったわけですが、とくに教育現場で不都合を感じたことはありませんでした。
レポートの難易度は正直分からない
通信大学ではレポート作成が中心となります。
出された課題に対し、配布された教科書を読み込みレポートを作成していきます。教科書だけで理解ができない場合、もしくはレポートの質を高めたいと考えている場合には、図書館に行き調べたりもしました。
時折「〇〇大学の通信で教員免許を取得しようと思っているのですが、レポートの難易度は難しいでしょうか?」といった質問が来ることがあります。
正直なところわかりませんし、わかる人は存在しないと思います。
なぜなら私の場合は明星大学でしか勉強していません。そのため他の大学と比較することができません。しかしそれは他の人も同じことがいえます。
またレポートの難易度は、レポートを添削する先生によっても変わってきます。さらに勉強する人自身の、これまでに身に付けてきた知識のレベルによっても異なってくることでしょう。
ただ1つ言えることは、「私の場合には、自分のペースで勉強しても2年半で小学校教員免許が取れた」という事実だけです。中には難しい教科もありましたが、それはスクーリングに参加することで解決できました。
小学校の教員免許は全国251大学で取得できる
ここまでは通信大学を紹介してきました。
余談としてですが、通信大学ではなく通学の大学で小学校教員免許を取得できる大学を紹介しておきます。
これは文部科学省が2022年の段階で公表しているデータをグラフとしたものです。
全国的に見ると、251の大学(通学)で一種免許状を取得することができます。
一方通信大学の場合はたった13大学となっています。こう見るとかなり少ないことがわかります。
ちなみに通信大学で取得できる二種免許状が「0」となっていますが、実際は取得することができます。
通信大学は一種まで 専修免許状を取るなら大学院
通信大学で取得できる小学校の教員免許は二種と一種です。上位免許状である「専修免許状」を取得する場合には、大学院へ進学しなければなりません。
基本的に大学院は通信に対応していないケースが多いのですが、一部の大学院では通信に対応しています。
小学校の専修免許が取れる通信大学院
当サイト調べでは2023年の段階で、小学校の専修免許状を取得できる通信大学院は以上の4校しかありません。
専修免許状の取得条件
専修免許状を取得するためには条件があります。
- 一種免許状をすでに持っている。もしくは一種免許状を取得するための単位を修得済み
- 修士の学位を取得
- 大学院で1年以上在籍+専修免許状の認定科目24単位以上修得
大学院で専修免許状を取得しようと考える多くの人は、すでに一種免許状を持つ現場の教員が多いでしょう。現場の教員ということは日頃仕事しているため、なかなか大学院での勉強の時間を確保するのが難しいことでしょう。
そのため大学院の中には、そのあたりを考慮してくれ短期履修コース、もしくは余裕を持った長期在学コースを用意してくれているケースもあります。
小学校教員 専修免許状が取得できる大学一覧
小学校の教員免許状(専修免許状)が取得できる大学院の一部を紹介しています。
よくある質問
- 小学校の教員免許を取得するためのおススメの通信大学は?
-
私自身、明星大学で免許を取ったため、他の通信大学と比べられません。しかし明星大学では問題なく勉強をすることができました。
- 小学校の教員免許を通信大学で取るのは難しいですか?
-
それほど難しくはないと思います。一般的な大学の勉強と比べると少し大変かもしれません。レポートを積極的に書いていく必要があるためです。ただ自分のペースでできるためコツコツできる人であれば問題ないと思います。
- 小学校の免許を取ったら先生になれますか?
-
免許取得はスタートラインに立っただけです。正規教諭になるのなら、各都道府県でおこなわれる教員採用試験に合格する必要があります。講師でよければ教育委員会に講師登録をすることで先生として働くチャンスはあります。
教員免許を取得できる通信大学を紹介しています。無料資料請求もできます。