教員という仕事を選ぶのであれば、幅広い知識を持っておいたほうがよいと思います。
何かに特化して深く知識を持つことも重要ではありますが、世の中の話題を敏感に感じ取り、様々な「ネタ」を持つことはクラス運営に役立ちます。
子どもたちというのは先生のことをどう見ているのでしょうか?ある意味「万能な存在」と思う子どもも少なくありません。
「先生なら何でも知っている。何でも教えてくれる。」
そう思っている子どもに対し、やはり期待を裏切りたくない所です。
ちょっとした雑学が役に立つ
いついかなる時にでも、教員という仕事をしている限りはちょっとした雑学が役に立つことがあります。
聞かれた質問に対し適切な回答をするのは何も授業だけではありません。ニュースなどの現在世の中で起こっている話題に対しても適切な回答をしてあげたいとことです。
そのため、常日頃から様々な方法で知識を蓄えておくことをおススメします。とはいっても情報を取り入れる時間を確保するのもなかなか難しいと思います。
最近ではインターネットやアプリで注目となっているニュースをまとめてくれています。そういった媒体を利用して情報収集するのもよいでしょう。
また、子どもたちが見そうな番組をいくつかピックアップして情報を集めておくのもよいでしょう。
子どもが影響を受けやすいのは「アニメ」と「お笑い」です。
すべて見る必要はありませんが、主要なアニメ番組とお笑い番組をピックアップして見ておくとよいでしょう。それだけで子どもたちとの距離を一気に縮めることができます。
世の中で起こっている話題を取り込むことが大事
現在世の中で起こっている問題を取り上げることは大事なことだと思います。
子どもたちの食いつきが違う
実際に私が行っていたことを例にしたいと思います。
朝学校では、「朝の会」が行われそれが終わると1時間目が始まります。
朝の会の一番最後に「先生のおはなし」の時間を設けてあります。その時に、自分が最近気になった話題を子どもたちに話すようにしていました。
時には学校行事について、時には世の中で起こっているニュースについて。
ほとんどは世の中のニュースについて話をしていましたが・・・。
すると子どもたちから様々な反応が返ってきます。授業をするよりも目がキラキラし集中して話を聞いているのです。
これってとても重要なことだと思うのです。
「先生が口を開けばおもしろい話だ出てくるかもしれない」
この状態に持っていくことができれば、授業をする上で重要な「話を聞く姿勢」を形成することができます。
そのため、朝の会、ほんの5分程度の「先生のはなし」が盛り上がってしまい1時間目が始まる時間ではあるのですが、そのまま話し続けるということが良くありました。
「授業の時間を減らしてまで必要なことか?」
と思われるかもしれませんが、そこで「聞く姿勢」が養えるのであれば問題ないと思います。
聞く姿勢が養えれば、多少授業時間が短くても子どもたちの覚えは良くなります。ダラダラ授業をおこなっているよりよっぽどよいです。
保護者からの反応はポジティブなものだった
ある日保護者から
「先生は色々なお話をされるそうですね。子どもはとっても楽しみにしています。」
と言われました。
子ども全員の保護者から言われたわけではないため、一部の評価となりますが私にとっては嬉しい言葉でした。
授業時間を削ってまで色々な話をした結果、学力の方はどうなったかというと「学年トップ」をキープし続けました。
それは「聞く力を身に付けられていたから」だと思っています。
聞く姿勢を身に付けてもらうためにも必要な雑学
たまたまかもしれませんし、結果論かもしれません。しかし「話を聞く姿勢」を身に付けることで、子どもたちの聞く力が伸び、それが普通の授業においても役に立ったと思います。
また他のクラスの先生からも「あなたのクラスの子どもたちは聞く姿勢ができている」と褒めてもらったことがあります。
このように何気ないニュースの話題も、子どもたちの見聞を広めるのにも役立ちますし、聞く姿勢を身に付けるためにも役立ちます。
もし子どもたちの聞く姿勢に疑問を感じているのであれば、試しに取り入れてみてはいかがでしょうか。そのためには広く情報収集する必要はありますが・・・。
ちなみに、ただ「こんなニュースがあったよ」程度の話をしても興味を引きません。話す声のトーン、表情、子どもへの投げかけ方、そのニュースの背景など、話し方にもテクニックは必要です。
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