最近は携帯電話、特にスマートフォンを肌身離さず持つ人は多いです。
先生の場合はどうなのでしょう?
通常は携帯電話は持ち歩かない でも・・・
一般的に先生は携帯電話を持ち歩くことはありません。なぜなら多くの学校では子どもたちに携帯電話を学校に持ってくることを敬遠しているためです。
そもそも携帯電話を使う用事がありません。必要のないものは仕事場に持ち込まないのは原則です。
しかし例外もあります。
たとえば、親族の調子が悪いなど緊急の用事がある可能性が高い場合には、上司の許可を取って教室に持ち込むことは可能です。
また、課外活動で他の先生と緊急の連絡を取る場合もあります。そういったときにも学年の共通理解ということで携帯電話を持つことはあります。
それ以外で、まして上司の許可なしで教室に持ち込むことはありませんし、あってはならないことです。
授業で使用することはない あってはならない
「携帯ならすぐに疑問を解決できて便利だから授業の役に立つ」
こんな意見もありますが、それは自分が授業内容をしっかりと把握していない、予習していないということを証明してしまうことにもなります。
どんなに予習をし子どもの発言を予想していたとしても、授業をしている中でハッキリ答えが出せないような発問が子どもから出てくることはあります。
そういった場合は、一緒に解決する方法を探すような授業展開に持っていけば良いと思うのです。
勿論、授業というのはそこで疑問を解決することも重要です。しかし子どもたちに疑問を持たせ、自分自身で色々考えさせる、周りの友達と考え合う、そして先生と一緒にクラス全体で考えるということは実は大事なことなのです。
そして、もし先生が答えに困ったら正直に
「先生もよく分からないなぁ。こう思うけどね。今度調べてくるよ。」
と言えばよいだけの話です。
一番よくないのは、適当にその場を繕うような答えを出してしまうことです。
このようなこともあり、答えはその場で必ずしも出す必要はありません。そのため答えを解決できるツールである携帯電話を教室に持ち込む必要はありません。
少し見方を変えてみましょう。上司である校長先生や教頭先生、学年主任に
「授業中、分からないことがあるかもしれません。すぐに疑問を解決したいので携帯電話を教室に持ち込んでも良いですか?」
と聞けますか?
私なら聞くこと自体怖くてできません。100%反対されることが分かり切っているためです。