通信大学の入学時期についての質問
通信大学に入学時期は1回の大学と2回の大学があります。
入学時期が一回の大学は、4月に入学という形になります。入学時期が2回という大学は、1回目の入学時期は4月で、2回目の入学時期は10月になります。
4月の入学受付は、1月上旬から4月の下旬。この間、たとえば4月下旬に入学したとしても、4月1日付けで入学したことになり、翌年の3月31日までを1年間とします。
10月の入学受付は、6月中旬から10月中旬。4月入学と同様、10月中旬ギリギリに入学したとしても、もしくは6月中旬早々に入学しても10月1日付けで入学したことになり、翌年の9月30日までを1年とします。
ですので、4月に入学するにしても、10月に入学するにしても、早めに入学手続きを取って入学をしておいたほうが、長い時間勉強できることになります。
通信大学の入学時期は2回ある
通信大学の入学時期は2回あります。4月と10月です。
入学時期が2回ありますが、これはその時期にならないと勉強を始められないということではありません。
早くから学習を始めることが可能です。
所定月まで待つ必要はない
たとえば3月に通信大学に行くことを決めたとしましょう。その際には4月まで待つ必要はありません。
3月の時点で、入学を希望する通信大学から資料を取り寄せ、入学書類に必要事項を記入し必要書類とともに提出することはできます。入学審査が行われ入学許可が下りたら、勉強をするためのテキストなどが送られてきます。
その段階で勉強をスタートしても問題はないのです。
つまり4月を待たずに勉強を開始しても問題はありません。
4月と10月ではどちらがよいのか どちらでもよい
4月と10月入学がありますが、どちらの方がよいかということはありません。通信大学で勉強をする気があるのなら、すぐに開始したほうがよいかと思います。
たとえばすでに4年制大学を卒業している人が通信大学で教員免許を取得する場合には、最短で2年必要となります。最短で取得するのは意外と大変です。私の場合は2年半かかりました。
もちろん、2年間余裕を作らずに勉強だけに取り組めば可能であるとは思います。また提出したレポートがすべて1発で合格し、科目修了試験もすべて1発で合格できれば2年で取得することも可能でしょう。
しかし私には難しかったです。
よって早めに始められるのであれば早めに始めてもよいかと思います。
入学時期を逆算して考える
入学時期をゴールから逆算して考えてみるのもよいかもしれません。
ただしですが、なるべく早くはじめられるのであればはじめてしまった方がよいとは思います。
教員採用試験の合格を目指すなら専用の勉強が必要
各都道府県で行われる教員採用試験は7月~9月に行われます。
ここで大事なことですが、「教員免許を取るための勉強と教員採用試験の勉強は全く別物である」ということです。
そして採用試験の合格を目指すのであれば、採用試験用の勉強を最低でも半年はしたいところです。
採用試験は7月前後
大抵の都道府県では7月に教員採用試験の1次試験があります。
そこから半年前となると2月です。
通信大学では教員免許に関する単位は最短2年で修得することができます。つまり2年前の2月から通信大学で教員免許を取得するための勉強を開始し、最短期間で単位を修得することができれば、半年の余裕を生み出すことができます。
2月から通信大学で勉強するためには、1月には出願をしていたいです。
そして2月に入学したとしても、大抵の通信大学では名目上「4月生」となります。
ただいえることは、ほぼ1年中、通信大学へ入学することは可能です。呼び方が4月生となるか10月生となるかだけの違いです。
また最短期間は2年ですが、伸びてしまうこともあるでしょう。(私はゆっくり勉強していたため半年伸びてしまいました・・・。)
このようなこともあり、「通信大学で勉強をする」と決めたらすぐに申し込んでしまってもよいと思います。
講師を目指し講師枠で採用試験に臨む方法も
教員採用試験の難易度は高いため、まず講師として学校現場で経験を積む人もいます。
3年ほど現場経験があると、採用試験でも特別枠で受験することが可能となります。また講師として現場で働くことは、自分の教師としての適性を判断することもできるでしょう。
ただし講師枠を設けているのはすべての都道府県や政令指定都市とは限らないため、一応確認をした方がよいと思います。
通信大学の入学時期は考えずどんどん行動することが大事
結論として、通信大学で勉強をすると考えたのであれば、4月や10月を待たずに行動に移してみることをおススメします。
その段階でまず決めたいことは、「通信大学で何の勉強をしたいのか、何の免許や資格を取りたいのか」ということです。そしてその目的を達成する際には、「どの通信大学を選んだ方がよいのか」を検討してみるとよいでしょう。
同じ免許や資格を取るにしても、通信大学によって学費が異なるのです。それも倍近く変わることもあります。
通信大学の難易度は分からない
複数のサイトで通信大学の難易度について掲載していることがありますが、結論からいいますと創作されているものが多いです。
たとえば教員免許を取る場合、「〇〇大学はレポートが簡単で免許が取りやすい」とか「厳選!免許を取得しやすい通信大学〇〇選」とかです。
私は通信大学で教員免許を取得した経験から言いますが、「どの通信大学が単位が取りやすいとかは絶対に分からない」と思っています。
なぜなら、たとえば私の場合は小学校の教員免許を明星大学で取得しました。そして免許を取得したわけですが、その後に他の通信大学で小学校の教員免許を取得することはしません。なぜならすでに免許を持っているためです。だから他の通信大学と比較しようがないのです。
同じように、複数の通信大学で同じ免許や資格を取得する人も存在しません。なのでやはり比べようがないのです。
さらに通信大学の学生の勉強のレベルは異なります。ある人にとっては簡単に取得できた単位も、ある人にとっては苦労するかもしれません。「あの人が〇〇大学では単位取得が難しいと言っていた」としても、それはその人が難しいだけであって、他の人は難しくないかもしれません。
少し話が複雑になってしまいましたが、結論としては「どの通信大学が難しいとかそういったことは比べようがない」と思うのです。
私の場合
先ほどもお話ししましたが、私は明星大学で小学校の教員免許を取得しました。
レポートは基本的には1発で合格していました。送られてきた教科書と、その教科書を書いた著者の他の類似本を図書館から見つけ、それらを比較し、自分の意見や感想を書いたりしていました。
しかし中には、2回も3回も不合格をしてしまうレポートがありました。単純に私が分野の知識に疎く苦手であったためということもあります。
では何度もレポートに不合格になったから明星大学の難易度が高いのかというとそうではないです。たまたま不合格になった教科がいくつかあっただけです。
このようにまず通信大学の難易度は比べられるものではありません。そして私のように、同じレポートでも何度も不合格になってしまうこともあります。そういったことを見越して、通信大学で勉強するつもりであれば少しでも早く入学し勉強を開始したほうがよいと思います。
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