通信大学の在籍期間は最長8年・12年・無制限 入学する学年や勉強のペースによっても異なる

通信大学で何年間在籍することはできますか?

通信大学は何年ほど勉強することができますか?

社会人として仕事をしながら通信大学に挑戦しようと考えています。

仕事の状況が見えないため、時間を避けるときもあればそうではないときもあります。

通信大学の何年生に入学するのか、そして最終学歴は何かによって異なってきます。

また通信大学によっても異なります。

1年生に入学するのであれば、最長8年~12年となることが一般的かと思います。

3年次編入であれば、最長4年~10年を目安にするとよいでしょう。

なかには在籍期間がない通信大学もあります。

通信大学によって在籍期間は異なる

通信大学によって、最長在籍年数というものは異なってきます。

まず一般的な大学の話をします。一般的な4年制大学であれば最短4年、最長8年まで大学に在籍することができます。

この期間内で卒業することができない場合には除籍となってしまいます。※医学部は最短6年、最長12年。

通信大学の場合は、一般的な大学と少し異なります。

たとえば「サイバー大学」「日本大学」を例に挙げて紹介します。

サイバー大学 日本大学
在籍可能期間 4年~8年 4年~12年

今回は「1年次に入学する場合」のケースですが、サイバー大学では最長8年、日本大学の場合は最長12年在籍することができます。

このように最長在籍年数は通信大学によっても異なってくるのです。

4年で卒業するのが普通とは思わない方がよい

一般的な4年制大学を想像してみてください。

4年間で卒業することが普通と思いませんか?人によっては誰もが4年で卒業するものと思い込んでいる人もいるかもしれません。

実はそのようなことはありません。

休学や単位不足などで卒業に4年以上かかる人もいますし珍しい話ではありません。

とはいえ、4年で卒業する人が多いのも事実です。

一方通信大学の場合、1年次入学をした場合、もちろん4年で卒業することは可能です。

可能ではあるのですが、一般的な大学よりも頑張らないと難しいと思います。

通信大学の方が勉強が大変な理由

私は一般的な大学と通信大学の両方に通った経験があります。

その上でいえることは、通信大学の方が勉強は大変だと思います。

難易度が高いということではありません。すべて自分で管理して勉強しなければならないという面が大変ということです。

参照 社会人が通信大学で勉強するのは大変ですか?

 

参照 通信制大学の卒業率は低いのはなぜですか?卒業しやすい通信大学は?

 

当サイト内でも触れていますが、一般的な大学であれば大学側が生徒の管理をしてくれます。また周りの生徒に合わせて行動していれば次に何をしてよいかわかります。

ところが通信大学の場合には、すべて自分で管理することになります。もちろん通信大学では案内を出しているわけですが、個人的に連絡が来て「いついつまでに何々のレポートを出してください」「いついつに試験があるので受験してください」といったアナウンスが個別にあるわけではありません。

そのため自分でしっかり計画を立てる必要があります。

また社会人として働きながら通信大学で勉強している人は多いです。働きながらの勉強であるため毎日大量に勉強時間を割くことはなかなか難しいものです。

そう考えると、最短4年で卒業できるところを4年で卒業できたとしたらかなり努力したといえると思います。

参照 働きながら教員免許を取得 社会人になってからも先生になれる

 

私は最短2年を2年半

参考になるかわかりませんが、私は通信大学に2年半在籍しました。

一般的な4年制大学を卒業してから、教員免許を取得することを目的として通信大学に入学したため3年次編入をしました。つまり通信大学の3年生からはじめたわけです。

そのため最短2年で教員免許を取ろうと思えば取れたのですが、マイペースに勉強していたため半年伸びてしまったのです。

もちろん半年伸びた分の学費は払う必要があります。※といっても通信大学の学費はかなり安いですが。

いろいろな通信大学の在籍期間

いくつかの通信大学の在籍期間を紹介します。

サイバー大学 4年~8年
日本大学 4年~12年
明星大学 4年~8年
聖徳大学 4年~8年
星槎大学 4年~無制限
佛教大学 4年~12年

このように大学によっても年数が異なることがわかると思います。

さらに「星槎大学」の場合、在籍年限というものがありません。つまり無制限ということになります。※インタビュー済み

参照 星槎大学(よくある質問)

 

在籍期間の長さはその人次第

通信大学の在籍期間に差があることはわかったと思います。

その上で、在籍期間が短いのと長いのとどちらがよいのかは、その人次第だと思います。

もし忙しく働く社会人であり、なかなか時間を確保できそうもないということであれば在籍期間が長い方がよいかもしれません。

ただし在籍期間を長くしてしまうとダラけてしまい、なかなか勉強が進められないという人であれば短い方がよいのかもしれません。

また在籍期間が長くなればなるほど、学費が必要となってきます。少しでも学費を抑えたいと思うのなら、短い期間にした方がよいでしょう。

とはいっても通信大学の学費は非常に安いため、気持ちに余裕をもってと考えるのであれば長くてもよいかもしれません。

私はなるべく安くしたい思いがあった

私の場合のお話をします。

通信大学へは小学校の教員免許を取得するために入学しました。

4年制大学を卒業していたため、3年次編入学となりました。つまり最短期間は2年ということです。

そもそもですが、何年在籍できるかといったことは考えていませんでした。なるべく早く教員免許を取りたい、そしてなるべく安く教員免許を取りたいとしか考えていなかったのです。

そのため学費の安かった明星大学を選びました。

しかし実際には2年半かかりました。はじめの意気込みではなるべく早くに取りたいと考えていたのですが、なかなか気持ちは続かないものです。

もし性格上、期限が短くなければ動かないタイプということであれば、在籍期間が短い通信大学を選んでもよいかもしれません。

ゆっくりと時間をかけて問題ないということであれば、在籍期間が長い通信大学を選んでもよいかもしれません。

人によると思います。

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この記事を書いた人
通信教育で教師を目指す編集者

国内でも通信大学に関する情報サイトとしてはTOPクラスで長い運用歴を誇る当サイトを運営。
海外留学後、日本の大学を卒業。家庭教師や学習塾で講師をしながら通信大学で小学校教員免許を取得。
その後、小学校で複数年クラス担任として教壇に立つ経験を持つ元小学校教員。
2004年より前進となるサイトの運営を開始し、これらの経験を交えて現在のサイトとして確立し現在に至る。通算20年以上教育業界には携わり続け、2022年より小・中・高生向けの学習塾を開講。

保有資格:小学校教員免許(明星大学で取得)
運営:通信教育で教師を目指す
運営について:ポリシー
監修:
編集長(IT会社代表/元小学校教員/学習塾経営)・・・監修範囲:全体構成・数値整合性/最終監修:2025-09-07
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大学教授T(私立大学 教授/専門:教職課程)※実名非公開の理由:勤務先規程による/編集部確認:在籍と担当科目を確認済み
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