教師の精神疾患はなぜ多いのでしょうか?

教師の精神疾患はなぜ多いのでしょうか?

教員が精神疾患(鬱病)などでの休職が多いのはなぜですか?
あくまでも人的な意見としてお話しさせていただきます。

教育現場にいると、休職をされる先生はいます。印象としては意外と多いと思います。

その理由は推測の域は出ないのですが、2つあると思います。

1つはプレッシャー。もう1つは同僚です。

先生になる人は基本的に真面目な人が多いです。真面目であるがゆえに、自分の思っている道を外れたような行動や言動があった場合には、気に病んでしまうかと思います。

次に同僚ですが、まず学校は完全な縦社会です。そして年功序列です。年配の先生に嫌われてしまうと、仕事しにくい環境に置かれてしまいます。たとえば分からないことがあっても教えてくれないとか、話もしてくれないとかです。

もちろんこれはどの職場でもある話であり、学校が特別というわけではないと思います。

解決策としては、言葉は悪いかもしれませんが、「周りの先生を気にしないこと」です。そして「気を強く持つこと」です。

学校の先生は意外と暇

学校の先生が忙しいというニュースを時折目にするかと思います。

確かに学校の先生が忙しいのは間違いないのですが社会人経験がある人で教師になった人であればわかると思ますが、一般社会と比べて大きく差があるかというとそのようなことはないと思っています。

一般的な会社は営利団体です。学校は非営利団体です。この違いは大きいです。

一般社会であれば数字を残すことが重要となってきます。しかし学校の先生は基本的にはですが数字を残す必要はありません。そして学校の先生はよほどのことがない限りクビになることはありません。完全に守られています。

そしてここからが本題なのですが、学校の先生は忙しいといっても意外と暇です。先生になりたての頃は先生としての生活になれるため、学校の流れになれるために大変であることは間違いありません。

しかし何年も教員生活を続けていると、流れが体に染みついてきます。そのため余裕ができるのです。

そしてたとえば中学校や高校の場合、同じ教科を教え続けることになります。教えることが毎年同じなのです。教科書改訂がされたら新しいことを勉強しなおさなければならないかもしれませんが、基本的には同じなのです。よってやはり余裕ができるのです。

余裕のある先生は他のことをしようとする

余裕ができた先生は、周りに目を向け始めます。

すると気に入らない同僚がいた場合、意地悪をしているつもりはないのかもしれませんが、客観的に見ると意地悪をするようになる人もいます。

また冒頭でも挙げましたが、学校は年功序列の世界です。年齢を重ねれば重ねるほど一目置かれるようになります。「年功序列+余裕が出る」ことにより、表現として正しいかわかりませんが、権力を持つようになるのです。発言も重いものとなります。

恐らく本人は気づいていないかと思うのですが、それが現実です。

このようなことから、若い先生からすると居心地が悪くなることがあります。

生徒や保護者が原因になることも

やはり多いのは「生徒や保護者の問題」です。

内容は多岐にわたりどれか1つをピックアップするのは難しいのですが、問題を起こし続ける生徒や、無茶を言ってくる保護者の存在が精神的に負の影響を受ける原因となります。

私自身もそういった先生を見たことがあります。その先生はベテランの先生で、その年私がいた学校に異動になってきました。

異動になってきた年に学年主任となったのですが、わずか数ヶ月で休職してしまいました。原因は生徒や保護者によるものだったようです。私の目から見てもおとなしそうな雰囲気の先生であり、強いプレッシャーを受けてしまったのだと思いました。

何度も連絡をしてくる保護者

生徒の数だけ保護者がいます。それぞれ考え方が異なります。

すべての保護者を満足させられるような指導を行うことは正直できません。疑問や不満を感じた保護者から連絡が来ることはよくある話ですが、その中に何度も学校に連絡をしてくる保護者もいます。

もちろん学校側が悪いこともあります。そして教師が改善しないこともあります。しかし何かと付けてクレームを言ってくる保護者もいます。

そして先生の中には、そのクレームに耐えかねて休職をしてしまうこともあります。

逆にそのクレームに対して自分の意見を堂々と言う先生もいます。

保護者からクレームが来たときに守ってくれる上司がいるかいないかも結果が変わってくることでしょう。校長や教頭の中には教員を守ってくれる人もいる一方、巻き込まれたくないのか保護者の言葉だけに耳を傾ける人もいます。

校長の場合、数年で定年を迎えます。その数年間を穏便に過ごしたいという人もいるわけです。

先生はいい意味で「いい加減に」そして「要領よく」なるべき

ずっと個人的な意見となりますが、私は先生はいい意味で「いい加減」に、そして「要領よく」なるべきだと思います。

いちいち同僚の先生の言うことをまともに聞いていたら疲れてしまいます。ときに右から左でよいと思います。同僚の先生は別に上司ではありません。年が自分より上であり、数年長く学校に勤めているだけです。

そして保護者に関してですが、クレームを言ってくる保護者というのは、大抵の場合、普段コミュニケーションが取れていないケースに発生しやすいです。

普段から保護者と密に連絡を取っていると、多少のことでクレームを言ってくることはありません。密に連絡を取るということは確かに大変ではあるかもしれませんが、それが保護者の信用を得ることにつながります。

私の経験 上司に逆切れ

私が講師として小学校2年生の担任になった時の話です。

そのクラス担任は産休のため、休職していました。私が来るまでの間、教務主任が担任としてクラスに入っていました。初めの1週間は私が不慣れということもあり、教務主任が授業を行い、私がサポートをするという形となりました。

それは初日から起こりました。

何を思ったのかその教務主任は、毎日私に対して1時間ほどの説教をするのです。

「あなたはおそらくこう思っている。それは違う。」

といった内容です。私は何も思ってもいないし、何を言ったわけでもありません。ただ授業をサポートしていただけです。

しばらくは黙って話を聞く日々が続いたのですが、それが1週間続き、私の我慢も限界に達しました。

そこで私は教務主任に向かい

「そんなことは思っていません。毎日毎日、なぜ起こられなければならないのですか?私が言ったこと、行ったことについての意見であればよいですが、そうではないことに関して言われても困ります。」

このような感じで、辞めてもいいという気持ちで言い返しました。

するとその次の日からは怒られることもなくなり、逆に協力的になり、さらには困ったときは相談に乗ってくれる人になりました。

私の経験が参考になるかは分からないが

私の経験が参考になるかはわかりません。完全にどうなってもいいやという気持ちで反論しました。

ただ強い気持ちを持つことは大切だと思います。その強い気持ちに実は周りの先生がついてきたりもします。

ある程度年配の先生で、一目置かれるような先生は学校に数人はいます。その人たちは口も悪いし他の先生に意見するしという感じです。ただ言っていることはまともなケースがほとんどです。

嫌われそう・・・と思いきや、意外と周りの先生からも人気があるのです。周りの先生からしてみると、自分が言えないことできないことを代わりにやってくれる存在なのかもしれません。

おそらくその先生たちも若い時には苦労したと思います。嫌われたと思います。

しかし「自分は自分」という信念で、貫いてきたと思うのです。

まとめますと、先述したように、先生はいい意味で「いい加減に」そして「要領よく」なるべきだと思います。

周りの先生のことをいちいち気にしないほうが良いでしょう。周りの先生に嫌われたとしてもクビになることはありません。もし気に入らないことをされたら立ち向かってしまえばよいのです。それでもクビにはなりません。

困ったことがあったら、教務や主幹教諭、教頭や校長に相談してみるとよいでしょう。それでも難しいのなら教育委員会に相談してみてもよいかもしれません。

あと保護者や生徒に関してですが、保護者の場合は常日頃からのコミュニケーションが大切です。それをしないで何か言われたときにだけ勝手にショックを受けるのはおかしな話です。生徒に関しても、どれだけ自分に取り込むのかが重要となります。「この先生の話なら聞きたい」「この先生は信用できる」という状況に努力して持っていく必要があります。

そこまで持っていければ、ある程度の問題はなくなります。

全部とは言いませんが、教師が精神疾患になる原因は、実は自分で予防、対策できることが多いということです。精神疾患になってしまった後のことにフォーカスされますが、その前の段階で対処する必要があり、対処することができると思うのです。

あとは先生という仕事以外にもたくさんの仕事があります。辞めてもいいや・・・という覚悟を持って全力で問題にぶつかっていくと、意外と楽になります。あくまでも個人的な意見でした。

教員はどの程度挨拶をすればよいのか?挨拶は基本中の基本!
教員のみならず挨拶は社会人としての基本です。特に学校は縦社会ですので、同僚には挨拶を欠かさないようにしましょう。もちろん子どもや保護者、外部からの訪問者にもです。

参照 教員の精神疾患による休職・病休は依然として多く、20代30代で増加:背景になにがある?

 

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