教員に必要な能力 授業に役立つ能力や技術はお金を払ってでも身に付けたい

教員に必要な能力 自腹でも何かしらの技術は身に付けたい 先生を目指すなら知っておきたい現場事情 通信大学では学べない学校で働くためのルール

教員に必要な能力はいくつもあると思います。そして授業に役立つ能力や技術はお金を払ってでも身に付けるべきではないかと思うのです。

私の個人的な意見ではありますが、教員に必要なスキルは数多くあると思います。

そこで実際に私が先生をする上で「身に付けておいてよかったなぁ」と思ったスキルを紹介します。もし必要なスキルが無かったらどうしたほうがよいのかお話をしたいと思います。

教師になるために必要な能力とは 今からすべきは知識と経験を身に付けること
教師になるために必要な能力は非常にたくさんあります。どのような教師になりたいのか、そしてどの教科の教師になりたいのかにもよりますが、教育現場で子供たちのためになるような知識や技術を身に付けるとよいでしょう。

子どもの頃の習い事がとても役に立った

私の場合は小さなころに数年間、「習字」「ピアノ」「水泳」「空手」「野球」を習っていたことがあります。

とくに「習字」「ピアノ」「水泳」はそれぞれ5年以上は習っていました。

これらがまさかここまで先生という仕事に役立つとは思ってもいませんでした。

先生は常に字を書き続けている

まず「習字」ですが、宿題として「書き取り」を頻繁に出します。書き取りを宿題で出している先生が字が汚かったら嫌ですよね。子どもからも突っ込まれてしまいます。

さらに毎日のように黒板に「板書」をします。クラスの子どもたちが見ていますし、授業参観では保護者に見られます。研究授業では多くの先生に見られることもあります。

ということもあり、字がきれいに越したことはないと思います。何より先生が字がきれいだと子どもたちの字も綺麗になりやすいです。字を綺麗に書くためのポイントを知っているためです。

小学校の先生なら少しは弾く技術を持ちたい

次に「ピアノ」。小学校の場合、基本的にすべての教科を担任が受け持ちます。場合によっては音楽が得意な先生が音楽の授業だけを受け持ってくれることもありますが、基本は担任です。

CDを使う先生も多いのですが、これには欠点があります。たとえば歌の練習をしているときに、曲の一部分だけを練習したいとします。そのような時、ピアノを弾けた方がとても指導がしやすいですし子どもたちの歌も上手くなります。

また朝の会での歌も、CDで機械的に歌わせるより、先生が弾いたほうが温かみがあります。

先生の泳力は子どもの泳力に大きく影響する

最後に「水泳」。水泳の授業自体、時数としては少ないのですが、それでも泳げる先生が指導するのとそうでないのとでは、子どもたちの泳力の伸びが全然違います。

泳げる先生は泳ぐコツを知っているため、効率よく指導することができるのです。

このように、先生がしっかりとしたスキルを持っていると子どもたちのレベルも上がりやすいです。スキルを持っている先生とそうではない先生のクラスを客観的に見ると、レベルの違いは歴然に現れてきます。

掲示物の絵を見て指導力が分かってしまう

「習字」「ピアノ」「水泳」以外で先生のレベルの差がはっきりと出るのが「絵」です。そしてこれは保護者の目に付きやすいのです。

授業参観や懇談会の時、掲示物として絵を廊下や教室内に掲示することがあります。これを同じ学年の他のクラスと比較してみてください。かなり絵のレベルに差が出ていることが分かると思います。

小学校レベルでは適切な指導を行うと格段に上手に書けるようになります。たとえば、何も指導しないと絵が小さくなってしまったり、人間の手を書いた場合ドラえもんのような手で書いてしまったり、髪の毛がグシャグシャとなってしまったりしてしまいます。

ところが、少しコツを教えたり、「人間の手ってどうなっているのかなぁ?あ、指があるね。」と、たったこの一言を言うだけでもドラえもんの手の状態はかなり避けられます。

「眉毛ってどうなっているかなぁ。よ~く見てみると短い毛が一杯集まっているんだね。」「目は顔のどの位置にあるのかな?あ、耳は目の横の位置にあるんだね。」

といった具合に小さな気づきを与えていくのです。

とは言っても、基本絵は子どもの感受性を大切にもしたいので押しつけ過ぎない程度に指導をした方がよいかもしれません。

見えない所で努力をする先生は案外いる

では、これらのスキルを先生方は完ぺきに身に付けているのかというと実はそんなことはありません。先生も人間です。苦手なこともあります。

私の印象としては字の上手い先生は多いです。ですがそうではない先生も沢山います。

ピアノに関しては半数程度の先生が多少なりとも弾けるレベルのような気がします。そうではない先生はCDを利用したりしています。

水泳に関しては全ての先生が泳いでいるところを見たことがないため何とも言えません。そもそも先生によっては水に入ることすらしない人もいます。

苦手なスキルがある場合、先生によっては「スキルを身に付けるための努力」をする人も中にはいます。ピアノでしたら放課後教室で練習している先生を見かけました。

習字に関しては通信講座で習っている先生もいました。

知っている範囲でも複数人いましたので、実は結構知らない所で何かしらの努力をしているのではないかと思います。

たとえば通信講座などの授業を受ける際、その費用はどうしているのかというと、当然自腹です。このお金を出すのか出さないのか、そしてスキルアップするための努力をするのかしないのかは自由ですが、先生として仕事を続けていくのであれば弱点は少しずつでも克服したほうがよいと思います。

将来先生を目指しており、多少なりとも時間に余裕があるのなら、何かしらの技術は身に付けておくと後々自分のためになることでしょう。

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この記事を書いた人
通信教育で教師を目指す編集者

国内でも通信大学に関する情報サイトとしてはTOPクラスで長い運用歴を誇る当サイトを運営。
海外留学後、日本の大学を卒業。家庭教師や学習塾で講師をしながら通信大学で小学校教員免許を取得。
その後、小学校で複数年クラス担任として教壇に立つ経験を持つ元小学校教員。
2004年より前進となるサイトの運営を開始し、これらの経験を交えて現在のサイトとして確立し現在に至る。通算20年以上教育業界には携わり続け、2022年より小・中・高生向けの学習塾を開講。

保有資格:小学校教員免許(明星大学で取得)
運営:通信教育で教師を目指す
運営について:ポリシー
監修:
編集長(IT会社代表/元小学校教員/学習塾経営)・・・監修範囲:全体構成・数値整合性/最終監修:2025-09-07
現役小学校教員T(公立小学校 教諭/教員歴20年・小学校教諭専修)※実名非公開の理由:現職のため/編集部確認:教員免許・在職を確認済み
大学教授T(私立大学 教授/専門:教職課程)※実名非公開の理由:勤務先規程による/編集部確認:在籍と担当科目を確認済み
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