都道府県にもよるのですが、講師には「夏季休暇」や「家族休暇」がないことがあります。
教員採用試験に合格し、正規の教諭の場合には「夏季休暇」も「家族休暇」もあり、夏季休業中に消化するよう推奨されることが多いです。
夏季休業は5日。家族休暇は3日。合計8日となっています。
さらに教諭の場合、そこに年休(有給休暇)も合わせ、夏の間に休みを満喫することができます。実際、多くの教諭は夏季休業中は多くの出張が入っていて、教諭によっては夏季休暇や家族休暇を満足に消化できないケースもあります。
夏季休暇中の講師
「夏季休暇」や「家族休暇」が認められていない講師は、夏季休業中何をしているのでしょうか。答えは「何もしていない」です。正確に言うと、学校には出勤します。しかし講師のためとくに重要な仕事があるわけでもないため、「出勤はするがやることがない」と言った状態になります。
そのため講師によっては通常のように8時前後に出勤し、5時前後までただただ時間を潰す人もいますし、採用試験の勉強をしていることもあります。また、教材研究を行う人もいます。本当に人それぞれです。
いずれにせよ、「何かをしなくてはいけない」ということがない限り自由時間となります。
基本的には「出勤」ですので、校外に出ることはできません。校内にいなければいけません。ちなみに、夏や冬の長期休みには「日直」の先生がいます。この方たちは基本、職員室にいなければなりません。電話がかかってくることがありますので。
ということで、講師の扱いに関しては少し問題があると思います。それならば教育委員会は、講師に対しての休暇をもっと考慮すべきでしょう。それでも年々、講師の扱いは良くなっているとされています。理由としては教諭とほぼ同じ仕事をしているため、扱いに大きな隔たりがあってはいけないということからだ。
しかし、まだ十分とは言えないと思います。
マイナスなことを書いたが良い反面もある
上記した内容は講師の夏休みについてマイナスなことを言いましたが、良い反面もあります。
私の知る限りなのですが、ある私立の学校の講師は長期休暇は極端に出勤日数が減るということです。出勤日数が休暇という扱いではなく単に「休み」ということになります。
生徒が休んでいて講師は授業をすることがないため、仕事がないので休みという考え方は分かると言えば分かります。
ではその間の給与はどうなるのかというと、当然仕事をしていないわけですから「無し」になります。
こういった学校があるということが分かると、学校に行って何もすることがなかったとしても給与をもらえる方が良いかもしれません。
取得できる通信大学を検索
取得できる通信大学を検索