通信大学と専門学校のどちらがよいですか?
現在高校生です。
とくに将来やりたいことは決まっていません。
通信大学と専門学校であれば、どちらがよいでしょうか?
将来やりたいことがないということであれば、その2つの選択肢であれば通信大学の方を勧めます。
大学卒業資格を持っていたほうが、可能性として就職できる仕事の幅が広がるためです。
学歴として残る方を選んだ方がよい
通信大学の場合、文部科学省に認められている機関であるため、卒業すれば大学卒業資格である「学士」を得ることができます。
しかし専門学校の場合には、卒業をしても学士を得ることはできません。
ここが大きな違いとなります。
なぜなら世の中には、大学卒業資格(学士)を持っていることが就職の最低条件となっているケースが多くあるためです。
そういった意味で考えると、その2つの選択肢であれば通信大学を選択したほうがよいと思います。
専門学校は専門性を高める学校 目的がないと勉強しようがない
まず専門学校ですが、何かの専門性を高めるために通う場所となります。よって目的がない状態で専門学校に進学するということはないと思います。
それでいうと大学に進学すれば、とくに目的がなかったとしても卒業することで大学卒業資格を取ることができます。
世の中には、大学を卒業していなければ就職できない職場も多数あります。
そういった意味で考えると、専門学校と大学の2択で悩んでいるのであれば、大学を選択したほうがよいでしょう。
普通の大学と通信大学迷った場合
一般的な大学と通信大学の2択で迷った場合ですが、どちらがよいとは言い切れません。
結果的にどちらを卒業しても得られるのは「大学卒業資格」であり、同じものとなります。
どちらにもメリットとデメリットがあります。
普通の大学 | 通信大学 | |
---|---|---|
メリット | いろいろな人と交流できる 自分一人で生きていく力が付く 大学の名前でプラスに働くことも |
学費が安い 好きなとき好きな場所で勉強できる |
デメリット | 学費が高い 受験勉強が大変 決まった曜日、決まった時間に通わなければならない 大学の名前でマイナスに働くことも |
モチベーションを続かせるのが難しい 通信大学が認められないことがある |
さらに置かれている状況にもよります。
最終学歴が「高校卒業」「高校中退」「専門学校卒業」「専門学校中退」「4年制大学卒業」「4年制大学中退」「短期大学卒業」「短期大学中退」であったり、現在働いているのかどうかなどです。
そして目的にもよります。
よって一概にどちらがよいとは言い切れません。
ただし世間の多数派の意見に合わせたいということであれば、一般的な大学に通った方がよいのかもしれません。
通信大学の難しい点
通信大学の難しい点は、自分で勉強を進めていかなければならないといった点です。
たとえば高校の場合、学校に行って授業さえ出席していれば、出席日数を稼ぐことができます。試験でもあまりにも悪い点数を取らない限り何とかなります。
さらに周りの人に合わせて行動していれば、何となくでも卒業できてしまいます。
ところが通信大学の場合、基本的にはすべて自分で行動することになります。
高校であれば「いついつまでにレポートを提出してください」と案内があったり、周りの友達も「いついつまでにレポート提出しなきゃ」といった具合で動きます。
ところが通信大学の場合には、とくにレポートの提出期限があるわけではありません。レポートを作成したら提出します。
つまり作成しなければいつまでたっても提出できません。レポートを提出しなければ、そして合格しなければ単位を取ることもできません。つまり卒業をすることもできません。
そういった意味から考えると、すべては本人次第というところになってしまいます。
大学卒業資格を高確率で取るのなら一般の大学
大学卒業資格を高確率で取りたいということであれば、一般の大学に入学し勉強することでしょう。
大学側が基本的には面倒を見てくれます。
授業に出席していれば出席日数は稼げますし、レポート提出に関しても案内してくれます。先ほど話したある高校のようなものです。
しかし弱点としては入学試験があることと学費が高いといった点です。
多数派の意見に合わせるなら一般の大学
世の中には、通信大学の存在を知らない人もいます。
また知っていたとしても、一般的な大学とは異なったものである、劣ったものであると考えている人がいます。
そのため、場合によっては就職に影響を与える可能性もあることでしょう。
また自分自身が気にしてしまう人もいます。
実際にはどちらを卒業しても大学卒業資格は得られるのですが、それでも気になる、気にしてしまうということであれば、一般の大学への進学の方がよいかもしれません。
通信大学の学歴について
いろいろなところで勘違いされていますが、通信大学を卒業した場合には大学卒業資格をもらえます。
確かに世の中には、通信大学は一般の大学に比べ劣る・・・といったイメージを持っている人もいることでしょう。
しかしそういった人は「東大以外は大学ではない」というような人です。つまり考えが偏っている人であるということです。
もし通信大学出身ということが就職試験ではじかれた要因であれば、そんな会社に入らなくてよかったと思うべきだと思います。
またそれでも気になってしまうようであれば、一般受験をして自分の満足のいく大学に入学するしかないことでしょう。
通信大学出身者の方が気合の入り方が違う
個人的な意見ですが、通信大学で卒業した人の方が根性があると判断し採用したいと思います。
ただし私のような考えを持っている人がすべてではないということを前置きしておきます。
日本の大学の場合、入学するのが大変です。とくに偏差値が高い大学であればあるほどです。
ところが卒業するのは比較的簡単です。
通信大学の場合、入学するのは簡単です。しかし卒業するのは大変です。
先ほどもお話ししたように、自分で自分を管理し、勉強を進めていかなければならないためです。
また仕事をしながら勉強している人も多く、それで卒業するというのはかなり努力を継続的に続けないと難しいです。
私なら努力を継続的に続けることができる人間の方に価値を見出します。
つまり採用する側の考え方によるといったものです。通信大学出身者に価値がないと考える人もいれば、価値があると考える人もいます。
転籍試験・転部試験という方法も
たとえばの話ですが、はじめに通信大学に入学し単位を修得します。
その後、一般的な大学に転籍や転部する方法もあります。たとえば日本大学でもそういったことを行っています。
ただし転籍試験、もしくは転部試験に合格する必要があります。難易度に関しては私自身が受験したことがないため不明です。
あくまでも推測ですが、大学の編入試験は大学にもよるかとは思いますが、それほど難易度は高くありません。
私は他大学への編入試験は受験した経験を持っています。結果、意外とあっさり合格してしまった過去を持っています。
また短期大学に一旦入学し、その後、国立大学へ編入した人の話を聞いたこともあります。やはり思っていたよりも簡単に編入できたとのことです。
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