最近、教育界の問題を目にすることが多くなりました。それは、情報をすぐに手に入れられる環境に私たちがいるのも原因かもしれませんが、それにしても教員の不祥事は多いです。
教員が起こした今回の問題
2012年6月7日に見たインターネットのニュースで以下のような内容が掲載されていました。多少リライトしています。
学校内に持ち込んだ私物のパソコンで、よからぬ動画を見たとして、大阪府教委は7日、府立高校の男性教諭(58)を減給10分の1(6カ月)とする懲戒処分を発表した。男性教諭は同日付で依願退職した。
教科準備室内で、勤務時間内も含め計64回(のべ6時間24分)にわたり、外付けHDに保存していた良からぬ動画を視聴した。
準備室に来た生徒に見つかり発覚したという。
また、授業中に私語を繰り返した生徒の頭をたたき、軽傷を負わせた高槻市立中学校の男性教諭(54)を減給10分の1(3カ月)、勤務時間中に、金融機関などで金を借りるため「中抜け」した、同市立小学校の男性校長(58)を戒告処分とした。
内容が内容なだけに、言葉も出ない感じです。
仕事に対する意識の低さを感じる
上記の内容を見ていると、仕事に対する意識の低さを感じます。
何をしたら問題になるのかがわかっていないのかもしれません。
公務員はメディアの標的になりやすい職業です。それが分かっているはずなのに、「恐らく大丈夫」という考えで、こういったことを行ってしまうのでしょうか。
「恐らく大丈夫」という考えも何もない状態だと思います。
今でこそ、公務員に対してここまで厳しくなってきましたが、一昔前まではそうでもありませんでした。このニュースに掲載されている人は全員50代。この人たちが若かったころには、一番初めの記事は例外としても、その下2つは普通に行われていたと思います。
今と昔は違う
現に、私が学生のときには、何度も殴られました。周りの友だちも殴られていました。それでとくにメディアに取り上げられたことはなかったと思います。
また、中抜けする先生は普通にいました。今でもいます。おそらく学校長の許可を得ていれば問題はないはずなので、許可を得ていなかったと考えられます。
いずれにせよ、教育界(公務員)は目に付きやすい業種ではあります。通信教育で教員免許を取得したいと考えている人はその辺も意識して、全うな教員生活を送ってください。
表沙汰になるのはごく一部
教員の不祥事がメディアで報じられることがありますが、理由としては標的になりやすい職業であるということが挙げられます。
さらに報じられる問題は、実は氷山の一角なのです。
冒頭でもお話しした通り、2人の教諭は依願退職と戒告処分となっています。
依願退職は自ら申し出て退職しているため何とも言えませんが、戒告処分はかなり軽い罰則だと思います。
発覚したら依願退職という選択をしなければならないほどのことを、教育者が行うこと自体疑問ではあります。
これらのレベルに達しない問題は数多く発生しています。また同等のレベルの問題が起こったとしても、表沙汰にならないとここまでの処分とならない可能性があると言われています。
あくまでも噂で耳にしたことですが、冒頭でお話しした以上の問題がある学校で発生しました。関与した教諭は2名なのですが、結論としてその2人は異動で終わったらしいのです。
このようなことからも表沙汰になるならないは、大きなポイントとなります。問題を起こした教諭からしてみても、教師人生が大きく左右されるのです。
教員の問題が無くならない理由
教員の不祥事がよくとりだたされます。
なぜ教員はよく問題を起こしてしまうのか?
1つは世間から教員に向けてのイメージというものがあり、そのイメージから逸脱するような行動をすると指摘を受けやすい業種であるというところがあります。
また、教員になる先生の多くが社会に出たことがなく、ずっと教育現場にいるということも大きな原因でしょう。世の中を知らないのです。
そのため、社会でしばらく働いていて、世の中のことを良く知っている人が通信大学で教員免許を取得し、教員になると素晴らしい先生になると思います。
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