学童保育の高度化 愛に飢えている子どもがいる事実を知ってほしい

学童保育の高度化 愛に飢えている子どもがいる事実を知ってほしい 困った教育問題 学校や家庭で起こる問題を少しでも減らしたい

2014年1月2日に以下のような記事を見つけました。

働く母親のサポートのため、放課後に小学生の児童を預かる「学童保育」への“異業種”の参入が相次いでいる。英語、水泳、ダンスといった習い事ができ、預かり可能な時間も長いなど高付加価値サービスが売り。

これは良い所に目を付けていると思いましたが、まだまだ問題点がありそうです。

学童保育の高度化

まず、知らない人に説明をしておきますが、「学童保育」とは、小学校が終わった後、保護者が働いていたりして家にいないため、仕事が終わるまで預かる事を言います。私の知る限り、ほとんどの小学校に関連学童保育があると思います。

この学童保育があるからこそ、保護者も安心して仕事を続けられますし、子ども達も宿題をやったり友達と遊ぶことができるといった利点があります。

そして、今回の記事で触れているのは、この学童保育に色々な業種が参入してきているということです。今までの学童保育では、宿題をし、友達と遊び、保護者が来るのを待っていました。しかし、保護者を待っている時間を「学習」に当てようとするものです。

英語を学んだり、水泳をしたりと知識や技術を磨いていく時間にするということなのです。学童保育というよりも「塾」といった感じですね。これにより「良い面」としては、わざわざ英語や水泳に通わせる必要がなくなるということです。学童の後に習い事をしていたら、流石に子どもも疲れてしまいます。

高度化ゆえの心配な点

一見良さそうなサービスですが、やはり私的には心配な点があります。まず、学童で友達と遊ぶ時間というのは非常に大切な時間であると思うからです。学童に行っていない子どもは、家に帰ってから友達の家に行ったりして、交流を深めます。そこで学ぶことは人生において非常に大きいと思います。

しかし、学童に行くたびに英語や水泳をしていては、友達と遊ぶ時間が無くなってしまいます。コミュニケーション能力がどの程度成長していくのか心配なところです。

さらに問題だと思うのは、利用料金が公立の学童保育に比べて割高である点です。英語や水泳を行うので当然と言えば当然なのですが、公立の学童が1ヵ月で5千円前後の利用料に対し、こういった特殊な学童は1ヵ月5万円ほどかかることも珍しくないようです。

裕福な家庭であれば良いのかもしれませんが、親が1人(シングルファザー・マザー)の状態の家庭では、利用すること自体難しいと思います。

公立の学童保育の増加が急務

しかし、色々なタイプの学童保育があるということは選択肢の幅が広がる為、全体的に見て良いことでしょう。ただし、公立の学童保育はまだまだ少ない状態です。学童保育に入りたくて待っている待機児童は全国的に40万人以上に上るそうです。

そして、経験上の話ですが、教師は自分のクラスの子どもが学童に通っているのかいないのかを、しっかりと把握する必要があります。実は把握していない教師も結構います。なぜ、把握する必要があるかというと、特に低学年の内は学童に通っている子どもは親の愛情に飢えていることがあります。

学童に預けられているため、当然ながら保護者と接する時間は他の子どもよりも短いですよね。そのため、愛情不足に陥る可能性があるのです。子どもにとって愛情は非常に必要なものです。確かに愛情を与えなくても体は育っていきます。しかし、心はどうでしょうか?

そして、このサイトは通信大学についてのサイトなので記述しておきますが、通信大学において学童については特に学びませんでした。(私が忘れてしまっているだけかもしれませんが・・・。)ただ、現状として多くの子どもが学童に通っています。通信大学で教員免許を取得し、教員になりクラス担任になったら、クラスの中の数名は、学童保育に通っていることと思います。

それらの子どもたちをしっかり観察してあげてください。愛情に飢えていないかしっかり目を凝らしてください。肌で感じてください。そして、愛情に飢えているようでしたら、教師が与えてあげてください。それも教師の役目です。

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