通信教育で道徳に関する単位を取得することはできるのか?
道徳指導論、道徳教育論など、道徳に関する単位が教職には必要ですが(中学)、それらの単位を通信教育で取得することは可能でしょうか?
可能であれば、どちらで取得可能なのか教えて頂きたいです。
宜しくお願い致します。
理由としては、教員免許は一般教養(通常の大学1年と2年で勉強すること)を持っている人が、教員になるために教職教養、専門教養を取得することで免許が取得できることになります。
そのため、教員免許を取得することのできる通信大学であれば、道徳に関する単位も修得することができるのです。
結論としては、取得したいと思っている単位が取れるかどうかを、直接通信大学に聞いてみることが確実です。
特定の科目だけ通信大学で修得可能
特定の単位のみを通信大学で修得することは可能です。
教員免許を取得できる通信大学であれば
教員免許を取得することができる通信大学であれば、道徳の単位のみを修得することは可能です。
一応資料請求をする、もしくは通信大学のサイトに行き、どのような科目を受講することができるのかを確認したほうがよいでしょう。
一般的に教職の免許を取得するためには、道徳の単位も修得しなければなりません。
そのため教員免許を取得できる通信大学であれば、どこでも対応可能かと思われます。
道徳は一番重要な科目と考える
個人的な意見となりますが、道徳は学校教育の中で一番重要な科目であると考えます。
道徳の授業時数は年間で34時間~35時間と標準事業時数で定められています。
ただしこれはあまりにも少ないと私は考えます。
文部科学省の定める道徳教育とは
文部科学省では道徳教育を以下のように定めています。
(教育の目標)
第2条 教育は,その目的を実現するため,学問の自由を尊重しつつ,次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。
一 幅広い知識と教養を身に付け,真理を求める態度を養い,豊かな情操と道徳心を培うとともに,健やかな身体を養うこと。
道徳教育は,児童生徒が人間としての在り方を自覚し,人生をよりよく生きるために,その基盤となる道徳性を育成しようとするものです。
あまりにも広い意味合いが含まれています。
そのためこれを年間授業時数の35時間以内で子どもたちに伝えることは難しいことでしょう。
普段の学校生活が道徳の授業
普段の学校生活がすべて道徳の授業のようなものです。
子ども同士で揉め事を起こすことは日常茶飯事です。まさにこれこそが道徳の議題となります。
- なぜ揉めたのか?
- 揉める必要はあったのか?
- 相手のことをどう思ったのか?
- どうすればよかったのか?
道徳の教科書に書かれている内容に沿わずとも、お題は毎日の生活の中に存在するのです。
それをその都度話し合うことで、道徳教育は確実に子どもたちの中に身に付いていきます。
週に1時間程度の道徳を行うよりも、このような毎日の生活の中で起こった出来事から、クラスみんなで話し合う体制を持つことが子どもたちに響くと思うのです。
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