教員免許状の専修免許と一種免許の違いは?
専修免許状は原則的には、一種免許状を取得している者がさらに大学院で学び「修士」の学位と教科又は教職に関する科目24単位を修得した場合に取得できます。
つまり専修免許は一種免許の上位免許になります。
一種免許は二種免許の上位免許です。
専修免許は大学院以上、一種免許は4年生大学卒業以上、二種免許は短期大学卒業以上と考えてくれるとよいと思います。
ちなみに、免許の種類によって教員採用試験に影響があるのかという質問をいただくことがありますが、何人かの現役教員(採用試験管経験あり)の方に質問したところ、多少なりとも影響するだろうという回答をいただきました。
教員免許状は3種類ある
教員免許には一種、二種、専修といった3つの種類があります。
参照 教員免許の種類は3種類 一般的な普通免許状も一種・二種・専修の違い
どの種類を持っていても、教員として活動することができます。
一般的には二種免許状は短期大学卒業レベル、一種免許状は4年生大学卒業レベル、専修は大学院レベルとなっています。
たとえば4年生大学の教育学部を卒業した学生は、一種免許状を取得していることになります。
形としては、二種免許状を取得したのちに一種免許状を取得することになります。
どの免許でも働くことができる
教員免許は3種類ありますが、このいずれかを持っていれば学校で働くことは可能です。
多くの現場教員は一種免許状を持っています。それは現場教員の多くが4年生大学の教育学部を卒業しているためです。
ただしすべての教員が一種免許状を持って働いているわけではありません。中には二種免許状で働いている人もいます。
一種取得を促されることも
二種免許状を持っている状態で教員採用試験に合格した人は、勤務し始めてから一種免許状を取得するように学校側から促されることがあります。
現場教員の話からするとですが、その話を受けても断ってもよいそうです。結果として二種免許状の状態で勤務を続けている人もいるとのことでした。
ただ現実的な話ですが、学校は縦社会であるため、上司から指示されたら無視できない人が多いかと思います。
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