2011年7月3日のマイコミフレッシャーズに「学校の先生に聞く、「上手に説明する方法」」といった記事があったので自分なりの見解を書いていこうと思います。
教育の方法は人それぞれであり、しなければならない教え方(マニュアル)があるわけではありません。
ちなみにこの記事に携わったのは教師になって3年目の中学校数学教師です。
口調に注意 命令口調も時には必要
「「~しなさい」という命令口調ではなく、相手のやる気を自発的に導く表現を心がけています。単に「時間を守りなさい」と言うより、「大人になって仕事をしたときに、1分でも遅れたら給料から引かれるのよ」と言った方が、「時間を守ろう」という気になりませんか?」
この考え方はよいとは思うのですが、「~しなさい」という命令口調も必要です。子どもと教師の間には必ず目に見えない線を引く必要があります。子どもに教師がなめられてはいけません。そのためにも、命令形は必要なのです。
譲れない部分は諦めない 根気強い指導は必要
「許せる部分と許せない部分を自分で線引きして、根気強く伝えていくことですね。「伝わらないならいいや」と諦めてしまうと、相手も「これでいいんだ」と思ってしまうようです」
当然です。根気強く伝えることは大事です。子どものことを思うのであれば、必然的に根気強くなります。
教え上手の共通点 論理的に順序良く
順序が前後してしまうと物事は伝わりにくいので、順を追って話すことが大事。
ケースバイケースだと思います。順序良く教えると言うことは学校現場で主流の教え方です。しかし、始めに応用問題を出題すると、子ども達は食いついてきます。食いつく=興味が強くなるということなので、その後順序良く教えていくと、理解度が全然違います。
教科書の表現をそのまま丸暗記せず、「つまりこういうことか」と自分なりの言葉に置き換えて吸収し、結論まで出ている人は説明も上手。
定期テストに教科書から出題をするのであれば、教科書の丸暗記は一つの有効な方法となります。自分なりの言葉に置き換えて理解させるのはとても大事ですね。私の場合、数学であれば一つの問題に対し、主流の解き方をまず教えます。その後、「こんな考え方、解き方もある」と2つほど提示します。混乱させないように主流の解き方を全面には押し出しますが。
実感がこもっている 自身の経験が生徒に響く
これは教えるものの種類によりますが、先生自身が経験してきたことを話すと、実感がこもっているので伝わりやすく、聞き手も前のめりで聞いてくれることが多いです。
社会人経験がある先生であれば、実感を込めてさまざまな話をすることができると思います。しかし、社会人経験がなく、小学校、中学校、高校、大学、学校現場というようにストレートに来た先生が、どれだけ実感がこもった体験を語れるのでしょうか?
子ども達が将来、先生になると言うことであれば分かりますが、ほとんどの子どもは先生以外の職業につきます。
ですから、先生には数年、一般企業で仕事をしさまざまな経験を積んでから教職現場に来てもらいたいと思います。
ひとことアドバイス
「たとえば生徒に問題の答えを求められたときは、必ずヒントを出すようにしています。教育の現場では、自分で答えを導く力をつけることがもっとも大事なこと。もし会社などで後輩の相手の能力を伸ばしたい場合は「考える力」を伸ばしてあげるように接するといいと思いますよ」
一番ベストは、最後の最後にちょっと子どもの背中を押してあげることだと思います。始めからヒントは出してはいけません。ヒントを出すのであれば、やる気や興味が沸くような話をする方がよいと思います。
また、ヒントの出すのであれば、クラスや個人にあったヒントの出し方が必要となってきます。どのクラスでも同じ授業だからといって、同じようにヒントを出すと言うわけには行きません。
と言うことで、私の勝手な見解を書かせていただきました。授業の方法は先生によって異なりますのですが、私ならこうだ!という意見でした。
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