学校は誰のために存在するのか?子ども?教師?親?地域?

学校は子どものためか?教師のためか?親のためか?地域のためか? 困った教育問題 学校や家庭で起こる問題を少しでも減らしたい
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学校は誰を対象に設置しているのか分らなくなる時があります。

学校は日本の教育施設であり、子どものためのものであると思ってきました。しかし、そう捉えていない人がいることを感じています。

教師のためか?

学校で働く先生は、「教育公務員」であり、生活するための最低限の賃金は約束されています。「教員の給料」でも書きましたが、年齢分の給料をもらっています。たとえば30歳であれば30万円。実際はそれよりも若干少ないといった感じでしょうか。昇給制度もあるので、勤続年数が長ければ長いほど給料は1年で9,000円程度昇給します。

その分の仕事をする先生もいますが、逆にそれに甘んじて何もしなくてもそれだけの給料を手にしている人もいます。

最近、教育界で問題が表ざたになっていますが、ある程度不祥事を起こしてもクビになることはなかなかありません。

教師が生活をするだけのために勤めるような職場になっては、子どものためにならないと思います。

親のためか?

親の顔色ばかりを伺う先生がいます。子どもには強く当たっているのにもかかわらず、その親と接した時には笑顔で接するのです。先生が嫌うことは、「親からのクレーム」です。直接言ってきてくれればまだいいのですが、教頭・校長へ言ったり、そこを通り抜け直接教育委員会に行くことがあるようです。

先生からしてみたら、教育委員会は無視できない存在です。そこから命令されれば言うことを聞かざるを得ません。

最近の親は、そのことを分かっています。だからこそ、先生も親の機嫌、顔色を伺うことが多くなります。とはいっても、「教育委員会なんて関係ねぇ」と言っている先生も多いです。

地域のためか?

地域の人たちによい顔ばかりをする先生もいます。学校は長い間ひとつの場所にあります。地域の人たちの多くはその学校の卒業生であることが多いのです。

また、先生は一つの学校に5~6年ほどしかいません。よって地域の人たちのほうが学校に対し、愛着もあるし、知っていることが多いのです。

さらに、地域の中に学校はあります。当然ですが学校は周りに迷惑をかけてはいけません。そうなると必然的に学校は弱い立場になります。

なぜこのようなことを書いたかというと

なぜ、このようなことを書いたかというと、異常に周りの反応を気にする先生がいるということを聞いたからです。

ここからが本文のようなものです。この内容は現役の先生から寄せられた情報をもとに書いています。

実際に問題を目の当たりにした

私の勤めている学校の「管理職」についている教諭の話ですが、とにかく周りの目を気にします。そのため、「公開」をすることがとても多いのです。

「公開」とは要するに、「授業参観」、「懇談会」、「その他もろもろ」。地域や家庭の人に見てもらう数を増やして学校外にアピールをするのです。とてもよいことではあるのですが、実際には準備をするのは「管理職」に就いている人たちではありません。現場の先生方です。

「公開」するわけですから、中途半端な姿は見せられません。

また、「地域交流会」といった感じのものをするとすれば、練習が必要となります。練習時間で授業は進みません。

「公開」がうまくいくと誰の評価につながるのか?それは、学校への評価になります。「公開」が地域へのアピールとなるのです。そして、その評価は学校を代表する「管理職」に向けられます。管理職はそこで評価を高め、さらに上を目指します。

つまり、「公開」とは管理職のための踏み台なのです。子どものためだからとうまく言ってきます。全然子どものためにならないとは言いません。しかし、これらの用意をしたり、日々の授業のため、疲れがたまっている先生方が多いのです。

管理職は「健康には気をつけましょう!明るくコミュニケーションのとれた職場を目指しましょう!」とか言いますが、それを根底から覆しているのは管理職の方たちです。体や心を壊してしまう先生方を目にすることが多いです。

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