通信制大学はやめたほうがいいと言われたのですがなぜですか?

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通信制大学はやめたほうがいいですか?

通信制大学に進学しようと考えています。

周りの人に話をしたら「やめたほうがいい」と言われました。

「学歴にならない」「就職に不利になる」という話も聞かれました。さらには「通信制大学は恥ずかしい」という言葉を目にしたこともあります。

本当でしょうか?

人の考え方の問題だと思います。

結論から言いますと、誤った情報が含まれています。

まず誤っている点としては、通信制大学は学歴になります。文部科学省に認められている普通の大学です。

次に、就職に不利になるかどうかという点に関しては就職先次第です。

ただし、通信制大学が誤った解釈をされていることは事実です。

参照 通信制大学は学歴にならない?それは完全にウソ!でも通信制大学に対する誤解はある

 

通信制大学にマイナスのイメージを持つ人の存在

通信制大学にマイナスのイメージを持つ人は少なからずいます。

理由は「あまりしっかりと知られていないため」です。

あまり知られていないがために、以下のような意見を聞かれることがあります。

  • 学歴にならない
  • 就職に不利になる
  • 普通の大学ではない
  • 簡単に入学できるから価値がない
  • 卒業しづらい

これらの意見の中には、本当のこととそうではないことが含まれています。

1つずつ説明をしていきたいと思います。

学歴にならないは誤っている 学歴になる

何をもって学歴と考えているのかにもよります。

たとえば東京大学や早稲田大学を卒業しなければ学歴ではない・・・というのであれば、学歴ではないと考えるしかありません。つまり一定以上の偏差値の大学しか学歴ではないと考えるのであれば、通信制大学は学歴にならないと考えるしかないかもしれません。

しかし一般的には、いかなる偏差値の大学を卒業したとしても、大学卒業(学士)の学歴を持つことになります。

それでいうと通信制大学を卒業することも、学歴になるということになります。なぜなら通信制大学と、一般的な通学制の大学は同じものであると文部科学省が認めているためです。

ただしこのことを知らない人からしてみると、学歴にならないと思うのかもしれません。

参照 通信制大学は学歴にならない?それは完全にウソ!でも通信制大学に対する誤解はある

 

就職に不利になるは何とも言えない 就職先次第

就職に不利になるかどうかは、就職を希望する会社の人事担当者や会社の考え方次第です。

人事担当が通信制大学のことをよく知らない場合には、世間的によく知られている大学出身者の方を採用するかもしれません。

また会社自体が、ある一定の偏差値以上の大学出身者しか採用しないということであれば、はじかれる可能性はあります。

しかしその場合、ある一定の偏差値に達していない大学出身者も採用されないということです。

たとえば公務員の場合ですが、通信制大学出身者でも普通に採用されています。

普通の大学ではないは誤り 文部科学省の教科を得ている

通信制大学は普通の大学です。

何をもって「普通」と捉えるのかですが、少なくても多くの人がイメージする「通学する大学」と同じです。

ただ入学の仕方や勉強の仕方が異なるだけです。

簡単に入学できるから価値がないは個人的な感想

通信制大学への入学は書類選考となります。入学試験があるわけではありません。

恐らくこの「入学試験がない」という点に引っかかりを感じている人がいるのではないでしょうか。

「大学とは、ものすごく勉強をしてその結果入学するところ」と考えている人からしてみると、入学試験もせずに入学する大学を認めない気持ちはあるかもしれません。

しかし先述したように、普通の大学です。これが現実です。

簡単に入学できるとすれば、高校から推薦で入学した人はどうなるのでしょうか?推薦で大学に進学した人の中には、あまり勉強をしていない人もいます。

また海外の大学はどうなるのでしょうか?例えばアメリカの大学は卒業するのは大変ですが、入学するのは簡単です。

このように、大学に簡単に入学できるから価値がないという意見は、ある特定の人の意見となります。

卒業しづらいは本当 卒業率は約60%

一般的な大学と比べると卒業はしづらいです。

卒業率は約60%前後と考えてよいでしょう。

理由は以下となります。

  • 仕事をしながらの社会人が多い
  • 自分で進捗管理をしなければならない

一般的な大学であれば、生徒は大学に直接通っているため、大学からや周りの人から自分が次に何をすればよいか勝手に情報が入ってきます。

また教室に行きさえすれば勝手に出席扱いになり、授業中ただ座っているだけでも大事なところを教えてくれます。

しかし通信制大学の場合、自宅学習が基本となります。周りから情報が入ってくるわけではないため、自分で勉強の管理をする必要があります。

また勉強するのもしないのも自分次第となります。モチベーションを続けられないと、レポートを作成しなくなりますし、試験も受けなくなってしまいます。結果として何も勉強が進まず、余計なお金を支払うのがもったいなくなるため自主退学をしていってしまうのです。

卒業する人は管理力や継続力があるということ

逆に言うと、通信制大学を卒業できる人というのは、「自主的に行動でき、自分の決めたことはしっかりと完遂させる能力がある人」ということになります。

就職活動の際にはアピールポイントともなりえますし、このような人材を採用したいと考える会社は一定数はあると思います。

通信制大学を恥ずかしいと考える人たちの意見に物申す!

通信制大学のことを恥ずかしいと考える人がいるようです。

どのような物事に対しても必ずポジティブな意見とネガティブな意見はあるものです。そしてネガティブな意見はどうしても目立ってしまいます。

インターネット上で通信制大学に関して恥ずかしい・・・といった言及をされている人の意見に対し、当サイトの見解を述べていきたいと思います。

通信制大学は高卒以下ですか?

高卒者、もしくはそれに準ずる資格を持っていなければ通信大学に進学することができません。ですから高卒以下はあり得ません。

高卒以下ではありませんが通信は評価が限りなく低いです。入学試験がないためです。

これは個人的な見解です。こう言う人もいるでしょう。

そもそもですが「大学入試が難しい=大学はレベルが高い」と思っている人もいるかもしれませんが、大学入試で難しいのは有名大学の場合です。

国内には私たちが一度も耳にしたこともない大学は数多くあります。そして受験すれば合格するような大学もたくさんあります。

もっと言うと、高校から推薦で有名大学に入学できることも普通にあります。

そういったことを知らない人たちが、言っている個人的な意見です。

通信制大学のことを偏見する一定の人はいる

冒頭でもお話ししましたが、通信制大学のことを偏見の目で見る人たちは一定数います。

それは仕方のないことです。

また通信制大学を卒業しても、全く学歴に関して気にしていない人もいます。

学歴に関して気にする人はとことん気にします。偏差値70以上でないと大学とは言えない・・・という人もいますし、50以下は大学ではない・・・という人もいます。

これらはその人個人の勝手な考え方です。

さらに難しい大学入試に突破した人たちの中には、「通信制大学はあまりよくないよね」と考えている人もいます。難しい大学入試を経験したのにも関わらずです。

自分の人生です。自分の選択に自信を持ってください。少なくても批判をする人のために生きているのではないでしょう。必ず批判をしてくる人はいます。

もし就職する際に、通信制大学を卒業したことが原因で不採用になったとするならば、そのような会社に入らなくてラッキーと思った方が良いと思います。

通信制大学の学生数は約18万人 この数字が示すことは

文部科学省の学校基本調査報告書によると、令和3年度の通信大学、通信大学院、通信短期大学には約17万人の学生が在籍しています。

この中で大学卒業、もしくは短期大学卒業を目的としている人の割合は約3割です。つまり約5万人~6万人となります。

そして年齢割合を見てみると、23歳~59歳までの人が約7割を占めています。

参照 学校基本調査 令和3年度 学校調査 大学通信教育(外部サイト)

 

これほど多くの人、そして立派な大人が進学しているのです。この意味がどういうことかわかることでしょう。

不安であれば偏差値の高い大学へ進学するしかない

もし周りの目が気になる、そして不安ということであれば、受験勉強をして偏差値の高い大学への進学をするしかないでしょう。

そして偏差値70以上であれば、さすがに周りの人誰もが認めてくれるでしょう。東京大学や京都大学、一橋大学当たりとなることでしょう。

ただしこれは、かなりハードルが高いということがわかると思います。本当に限られた人しか行けない世界です。

周りの意見は気にする必要はない

結局は、周りの意見は気にする必要はないと思います。

経験があるかもしれませんが、何か言ってくる人は、どのような状態においても何かしら言ってくるものです。

学歴が高いから希望の就職先に入れるとは限らない

学歴が高いからといって、必ず希望の就職先に入れるとは限りません。

たしかに入りやすいし有利に働くことでしょう。

しかしそれだけではない世界です。

たとえば偏差値が高い大学出身ということで採用されたとしましょう。それはあなたを偏差値でしか見ていないということです。

勉強ができるのと偏差値が高いのはイコールではありません。もし仕事で上手くいかない場合「偏差値高いのに、そんなこともできないのか」と言われるようになってしまうかもしれません。

よって偏差値はあくまでも判断材料に過ぎず、結局は自分次第なのです。

通信制大学はやめておいた方がいい・・・は気にしない

結論として、通信制大学はやめておいた方がよいという意見があったとしても、それは気にする必要がないと思うのです。

もしそのようなことを言ってきた人の通りにしたとしましょう。受験勉強しているときに生活費や、大学に入る入学金、大学の授業料など、だれが負担してくれるのでしょうか。

通信制大学をやめたほうがいいといった人が負担してくれるでしょうか。それはありませんよね。

周りの意見が気になるならやめたほうがよいかも

周りの評価を気にするのであれば、通信大学を選択するのはやめたほうがよいかもしれません。

そして周りから評価されるような大学への進学をおすすめします。

私の経験談 通信制大学で免許を取得

当サイト内でも記述していますが、当サイトの管理人は通信制大学で教員免許を取得しました。

それ以前に普通の四年制大学を卒業しており、社会人になってから教員免許が欲しいと思ったのです。

現実問題として、普通の大学に入学し勉強し直すだけのお金を用意することはできませんでした。通信制大学もなるべく学費の安いところを選びました。

2年半で小学校教員免許を取得し、小学校でクラス担任にもなりました。通信で教員免許を取ったからといって、周りの先生に何か言われたことはありません。もちろん保護者からも言われたことはありません。

自分自身も恥ずかしいと思ったこともありません。良かったと思っています。

もし周りから何か言われたとしても、間違っていることをしているわけではないですし気にしません。

学歴は1つのきっかけに過ぎません。世の中の成功者と呼ばれる人、仕事のできる人すべてが高学歴というわけでもありません。

つまり最終的には自分次第だと思うのです。

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